原作 |
ウィリアム・アイリッシュ『暗闇へのワルツ』 |
監督 |
マイケル・クリストファー |
脚本 |
マイケル・クリストファー |
キャスト |
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配給会社 |
ギャガ・コミュニケーションズ(公開当時) |
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今年の夏の注目作『ソルト』。
アンジェリーナ・ジョリー扮するCIAのスパイ、「イヴリン・ソルト」が二重スパイの疑いをかけられる。そしてその潔白を証明するために、逃亡プラス銃撃戦やらのアクションでCIAとその背後にある陰謀に立ち向かう――筆者は予告編をテレビで観ただけなので、“CIAとその背後”云々は想像である、念のため。
もともとはトム・クルーズを主人公に想定されていたそうで、アンジェリーナ・ジョリーとなったことで脚本も手直ししたそうだが、アクションやスタント部分はあまり変更がなかったとか。いやいや、これはあくまでいたわりの気持ちで言うのですが、トムさんと性別違うのに同じアクション!?
まあ、そんな『強い』、『たくましい』属性のアンジェリーナ・ジョリーが好きなファンには7月31日からの公開、実に楽しみである。
「である。」? いやまあ、ワタクシ事を言っているわけですから、はい。
そんなアンジェリーナ・ジョリー好きにお送りする、『ソルト』の前後にこの一本……まあ三本ほど思いつきましたけど、『ポワゾン』にさせていただきます。
前段で少し書きましたが、女優=アンジェリーナ・ジョリーの持つ5大アビリティ(笑)というのは『強い』『たくましい』、あと『悪い』、『ちょっとおかしい』、そして『脱ぐ』と規定されています(誰に?)。
この『ポアゾン』、ボコボコ殴るとか家の中で銃撃戦を始めるとかはしないので、『強い』という感じはあまりしませんが、その他4属性は満点でお届けしております。
69年にフランスで製作された『暗くなるまでこの恋を』を01年にアメリカにてリメイクした本作。
19世紀後半のキューバにてコーヒーの輸出で成功した事業家ルイス・バーガス(アントニオ・バンデラス)。美人でなくても誠実な妻を求めていた彼が、新聞広告で花嫁募集を行なったところ、アメリカからやってきたのはあらかじめ確認していた写真とはまったく違う美女、ジュリア・ラッセル(アンジェリーナ・ジョリー)で……。というのが物語の冒頭。「誠実を求めた成功者に、写真とは似てない美女が現れた」んですよ(いきなり誠実じゃないじゃん)。さらにオープニングは「牢屋の女」(笑)。もう、読めすぎる展開ですよ。
まあ、そんなわけで内容は明らかにドロドロなんですけれども(笑)、風景や話の展開(内容ではなく)はとてもきれいな映画です。ちょっと言っちゃうと、最終盤でコーヒーに一服盛るシーン(『悪さ』爆発ね)があり、それがあったからこそカタルシスを感じたのに……と思いながらエンディングロールとなります。明らかに「オーラスが気に入らない」と書いてしまっているようなものですが、“愛に溺れる男”……いや、“溺れさせていく女”をお楽しみください。
ところでこの映画、オープニングが牢屋と書きましたが、牢屋だと理解する前にアンジェリーナ・ジョリーの唇のアップからスタートします。以後、ついでにバンデラスの背中毛まで堪能させられるベッドシーンに、脱いではいても近年は貴重になってしまった乳首が全編通して乱発されます。
それらのほうも存分にお楽しみください。
ははは、用は、じゃなかった、要はそっちかよ(笑)。
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