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【映画紹介】沈黙-サイレンス-

chinmoku_001.jpg 原作:遠藤周作×監督:マーティン・スコセッシ
ハリウッドと日本、最高のキャスト・スタッフが集結!
戦後日本文学の金字塔「沈黙」が完全映画化!!


日本を舞台に描くマーティン・スコセッシ監督渾身の一作が遂に完成。 17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、ポルトガルから日本にたどり着いた若き司祭ロドリゴ。彼の目に映ったのは想像を絶する日本だった。信仰を貫くか、棄教し信者達の命を救うか--究極の選択を迫られる。
原作と出会ってから28年。アカデミー賞受賞の巨匠マーティン・スコセッシが激動の現代に「人間にとって本当に大切なものとは何か」を描き出す壮絶なドラマ。

chinmoku_002.jpg 窪塚洋介はキーとなる男キチジロー、浅野忠信は棄教を迫る通辞を体現!
原作:遠藤周作・監督:マーティン・スコセッシ


戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」(新潮文庫刊)を、『タクシードライバー』、『ディパーテッド』のアカデミー賞ィ監督、マーティン・スコセッシ監督が完全映画化した『沈黙-サイレンス-』(原題:Silence)が、2017年1月21日(土)より全国公開。アカデミー賞最有力と注目される本作は、スコセッシが1988年に原作と出会ってから28年、読んだ瞬間に映画化を希望し、長年に渡り暖め続けてきたという待望のプロジェクト。

去る10月19日には、日本美術協会主催の高松宮殿下記念世界文化賞授賞式への出席のため来日したマーティン・スコセッシ監督と窪塚洋介、浅野忠信による記者会見が行われた。監督が「遠藤周作の原作との出会いから28年、家族のような日本人のキャストたちと、特別な経験ができた」と語った記者会見の余韻が醒めやらぬタイミングで、スコセッシと並んで会見に登場した窪塚洋介が演じるキチジローと、通辞役となる浅野忠信の場面写真が2点解禁された。
棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本を目指す若き司祭ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)は、長い旅の中継地であるマカオで日本人キチジローと出会う。窪塚洋介が演じるキチジローは、ふたりの司祭を長崎へと導くガイドとなり、その後のロドリゴの軌跡に重なって登場し、信念に生きようとする司祭と対比を為す重要なキャラクター。人間の弱さを抱えるキチジローを演じた窪塚に対して監督は、「力強く演じているだけではなく、心から正直に演じていて、役を心底理解していた。目の前でキチジローが作り上げられていくのを目の当たりにした」と絶大の信頼を寄せている。今回解禁されたのは、山中で木の枝を持ったキチジローの姿をとらえた場面写真。長く伸びてボサボサの髪にヒゲを蓄えて、原作中に「襤褸をまとったこの男」と表現されているとおり、衣類はかなりくたびれている様子だ。
そして、通辞役の浅野忠信は、長崎奉行にとらえられたロドリゴに棄教を迫る通訳として、流暢な英語を披露する。浅野の場面写真は、長崎の奉行屋敷での通辞をとらえたカット。背筋を伸ばして鎮座し、凛とした佇まいで誰かを見つめるその姿が印象的だ。「監督とのオーディションで言葉を超えた感覚を共有できた」と語る浅野に対してスコセッシ監督は、「彼はキチジロー役のオーディションを受けたが、過去の出演作品を観て、通辞役が良いのではないかとオファーした。結果はパーフェクトだった」と語っている。
遠藤周作が原作執筆にあたってテーマとしたのは"人間の弱さ"。強い信念を持って日本にたどり着いた若き司祭ロドリゴに執拗にまとわりつくキチジロー。一方、狡猾な言葉を繰り出して宣教師の信念を屈服させようとする通辞。窪塚洋介と浅野忠信が演じる二人の日本人キャラクターは、物語の鍵を握る重要なキャラクターだ。




原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫刊)
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス 、マーティン・スコセッシ
撮影:ロドリゴ・プリエト
美術:ダンテ・フェレッティ
編集:セルマ・スクーンメイカー
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー
窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシ
配給:KADOKAWA
公式HP:http://chinmoku.jp
Twitter:https://twitter.com/chinmoku2017
Facebook:https://www.facebook.com/chinmoku.jp/ 
公開:1月21日(土)全国ロードショー

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エンタメ シネマピア   記:  2016 / 12 / 14

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