シネマピア
アベンジャーズ
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク......アメコミのスーパーヒーローが集結し、100年に1度の史上最強の映画を叩き出した! 本国アメリカでも話題沸騰、更に全世界70カ国でも軒並みNo.1記録を樹立した一大プロジェクトが、いよいよ日本に上陸。暑い暑いこの夏にふさわしい、スカッと豪快なアクション大作のお目見えだ。
国際平和維持組織が研究中の四次元キューブ。世界を破壊する力を持つこのキューブが、突如として制御不能に陥った。不意に開かれたワームホールから現れたのは、邪悪な神、ロキ。神々の国アスガルドを追放された彼は、地球の支配を目論んでいたのだ。地球侵略の危機に陥った今、長官(サミュエル・L.ジャクソン)はヒーロー達によるアベンジャーズを結成し、巨大な悪に立ち向かう。
普段はこうしたヒーローものに辛口コメントしかしない海外の評論家たちも、こぞって高評価を下した本作。映像は豪華で派手で、子供も大人も十分に満足できるレベル。だがそれだけではない。そもそも、それぞれがピンで立ち回っていたヒーロー達だが、個性の強い彼らが集結することによって生まれる、ちょっとした人間関係の軋轢なんかをも上手く使ったドラマ要素だって、ちゃんとあるのだ。
変身しない生身の人間として女スパイのブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)と弓の名手ホーク・アイ(ジェレミー・レナー)も参加しているが、まぁそりゃあ男も女も惚れるレベル。特にジェレミー・レナーの最後の矢の一本が尽きるシーンは、その部分だけリピートして何度も何度も観たいくらいグッとくる。
ハルク役を演じるのは前作『インクレディブル・ハルク 』のエドワード・ノートンではなく、マーク・ラファロ。この役だけ役者が違うので少し違和感を覚えるが、なんでもノートンはギャラ交渉で決裂したのだとか。また、前作で脚本や編集にまでも関わったノートンはあまりにも才能が豊かで仕切りたがり屋なため、マーベル側から「オールスター映画には向かない」と切り捨てられたとも。イイ男度ではマーク・ラファロよりもエドワードの方が上なので(マークさんゴメンなさい)、悲しむ女子は多いかも!?
そんな下世話な話はともかく、スケールが壮大で夏の暑さも吹き飛ぶ一作。友人・家族連れで、ポップコーン片手にワイワイと楽しめる王道作なのです。
監督・脚本:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニーJr./クリス・エヴァンス/マーク・ラファロ/クリス・ヘムズワース/スカーレット・ヨハンソン/ジェレミー・レナー/サミュエル・L.ジャクソン
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公開:8月14日(火)、3D・2D公開
公式HP:Avengers-movie.jp
TM & ©2012 Marvel & Subs.
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