シネマピア
コロンビアーナ
『ニキータ 』、『レオン 』のリュック・ベッソンが贈る真骨頂アクションムービーの登場だ!
監督は『トランスポーター3 アンリミテッド 』のオリヴィエ・メガトン、ヒロインには『アバター 』でブレイクしたゾーイ・サルダナ。「リュック・ベッソンは10年かかっても、『レオン』の続編を作りたいと、いつも僕に話していた。それは実現しなかったが、彼は女性がヒーローとなるアクションというアイデアにこだわっていた。それがこの映画となったんだ」とオリヴィエ・メガトン監督は語っている。
1992年、南米・コロンビア。マフィアの幹部を父に持つ9歳の少女カトレアは、マフィアの大物の差し金により、目の前で家族を惨殺される。必死に逃亡し、叔父を頼って米国シカゴにやってきた彼女は心に誓う───“いつか復讐を”。
15年後、そんな思いを抱いて成長したカトレアは凄腕の殺し屋として暗躍。標的を始末する度に現場に残すカトレアの花は、憎き仇をあぶり出すためのアイテム。やがてマフィアが本気で彼女を追い込もうとしたとき、予期せぬ事件が相次いで起こる。新たな悲劇、新たな悲しみ、そして新たな怒り。すべてに決着を付けるべく、カトレアは銃を手に取る。
心を引き裂かれ、絶望に打ちひしがれるカトレアの復讐の炎が、静かに、しかし激しく燃え上がる――。
前半、少女時代のカトレアを演じるアマンドラ・ステンバーグの演技は圧巻だ。そして、マフィアから必死に逃亡するシーンはリュック・ベッソンの十八番といったアクションシーン。どうやって撮影しているのか、少女のこのアクションシーンは痛快で度肝を抜かれる。冒頭からエンジン全開である。
大人になったカトレアを演じるのは、ゾーイ・サルダナ。『アバター』では素顔がわからないが、以前シネマピアで紹介した『テイカーズ』に出演しているのでこちらで確認あれ。
『テイカーズ』を観ればわかるが、そんな彼女のパーフェクトなボディが『ニキータ』、『レオン』を凌ぐ、スタイリッシュなスナイパーを登場させたのだ。逃亡シーン、戦闘シーン、銃撃シーンとその長いリーチをセクシーにしならせた演技は新たなアクションスターの誕生といっていいだろう。
ストーリー的には家族を殺され復讐にたちあがるヒロインという、アクション映画の王道からはみ出さず、これといった目新しさはないが、アクションシーンに関しては冒頭の少女の逃亡シーン、ゾーイ・サルダナの美しさを生かしたアクションとみどころ満載である。
タイトルの『コロンビアーナ』とポスター画像がいささか地味目で映画の内容が伝わりきっていないところが凄く残念ではあるが、『バイオハザード 』のミラ・ジョヴォビッチと同等のスタイリッシュ感がある。この地味なポスターにまどわされずにアクション好きには映画館に足を運んでほしい作品である。
監督:オリヴィエ・メガトン
製作:リュック・ベッソン
出演:ゾーイ・サルダナ/ジョルディ・モリャ/レニー・ジェームズ/アマンドラ・ステンバーグ
配給:ショウゲート
公開:9月1日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー!
公式HP:http://colombiana.jp/"colombiana.jp
©2011EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS
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エンタメ : シネマピア 記:尾崎 康元(asobist編集部) 2012 / 08 / 27