シネマピア
ファイナル・デッドコースター
2006 / 09 / 08
どう考えても辻褄が合わない。まぁ、ホラーって大体そんなものだが。主人公たちがハイスクールの卒業イベントとして訪れた、人生でもっとも楽しい一日になるはずだったアミューズメント・パーク。ジェット・コース…
X-MEN ファイナルディシジョン
2006 / 09 / 07
個性というものは素晴らしいものだ。それぞれが異なる存在であり、異なる能力を持ち、異なる人生を送る。その異なるもの同士の縁の触れ合いが、世界という大きな織物を成している。『世界に一つだけの花』という歌…
アキハバラ@DEEP
2006 / 08 / 30
秋葉原(アキハバラ)といえば、言わずと知れたオタク文化の聖地である。そのアキハバラ、その昔は「アキバハラ」と呼ばれていたのだそうだ。あき「ば」はら。濁点の位置が「原(バラ)」ではなく「葉(バ)」のほう…
日本以外全部沈没
2006 / 08 / 30
タイトルだけで充分笑える。以外ってなんだ、以外って。 小松左京原作の『日本沈没』を受け、星新一が「日本以外が全部沈没したらどうなる?」とまったく逆のアイデアを出し、筒井康隆がそれを書き上げたという、日…
グエムル -漢江の怪物-
2006 / 08 / 28
思い込みは恐ろしい…ならぬ、思い込みは“面白い”。 韓国で一番大きな河、漢江(ハンガン)。天気のよい休日には、家族連れや恋人たちが思い思いにくつろぐ憩いの場だ。そ…
マイアミ・バイス
2006 / 08 / 25
マイケル・マンといえば、骨太な“男”の生き様を描くことに長けている監督だ。アル・パチーノとラッセル・クロウ共演の『インサイダー』(99)、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ共…
ファントマ映画祭2006
2006 / 08 / 24
神出鬼没で素顔が判らず、変幻自在で変装の名人、フランスの怪盗ファントマ。アヴァンギャルドなその存在はアーティストたちにも愛され、あのピカソが「ファントマ友の会」を結成するほどだった。セリ・ノワール(暗…
スーパーマン リターンズ
2006 / 08 / 21
スーパーマン。スーパー=極上の、非常によい、一流の、すぐれた、最も強力な、マン=人間(プログレッシブ英和中辞典)。なんでもできる、神さまみたいな存在の代名詞だ。こんなにわかりやすいヒーローの名称が他に…
UDON
2006 / 08 / 20
ソウル・フードを辞書で引くと「アメリカ南部独特の黒人料理」と出てくる。だが、本作が指すところのソウル・フードとは、「誰もがひとつ持っている、お腹も心も満たされる食べ物」なのだ。 主人公の故郷は讃岐うど…
僕の、世界の中心は、君だ。
2006 / 08 / 20
本作は、言わずと知れた“セカチュー”こと『世界の中心で、愛をさけぶ』の韓国リメイク版である。日本版では原作のその後が描かれ、過去と現在が交錯しながら綴られていたが、この韓国版…
ハッスル&フロウ
2006 / 08 / 11
一度は夢を諦めかけた元ラッパー。天賦の才能を持っていながら、ストリートでの汚れた商売に手を染めながらしがない暮らしを送っていた彼に偶然、デビューへの転機が訪れる。最後とも言えるチャンスを離すまいと、必…
愛と死の間(はざま)で
2006 / 07 / 31
いい映画というものは、特別に凝ったシチュエーションでなくても、派手なアクションなどなくても、多少ストーリー展開に無理があっても、たとえわかりにくい脚本であっても、荒削りで強引な演出であっても、役者の…
ユナイテッド93
2006 / 07 / 31
9月11日のアメリカ同時多発テロ事件において、唯一目的地に到達しなかった旅客機、ユナイテッド93便。飛行ルートからはキャンプ・デービッドかホワイトハウスへ向かおうとしていたことが推測されるが、機はペン…
狩人と犬、最後の旅
2006 / 07 / 29
ドキュメントタッチの映画が観る者の胸をここまで熱くする理由というのは何であろう。『WATARIDORI』然り、『ディープブルー』然り。圧倒的なまでの自然のありのままの姿に、我々の無意識が反応するのだ…