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第2回 バンド編 俺のミサオとDURAN DURAN
2010 / 06 / 29
ikkieの音楽総研、前回に続き今回も俺の大好きなバンドを紹介します!
2回目の今回は、わたくしの洋楽童貞をうばったあのバンド、「DURAN DURAN」でございます!
1981年にデビューし、鮮烈なサウンドと、衝撃的なPVで瞬く間に大ブレイク。メンバーチェンジを繰り返しながらも、今もって第一線で活躍中……と一応説明しつつも、これまた説明不要なぐらい有名なバンドですなあ。
前回の「BON JOVI」に引き続いてのミーハーなチョイスで、我ながら「どうなのよ?」と思わないでもないですが、まあそれが『扉』ってもんでしょう(←前回参照)。
俺と「DURAN DURAN」との出会いは、まだ半ズボンをはいていた小学生のころ。そのころの俺はスポーツや音楽よりも漫画やプラモが好きな病弱な子供で(泣)、漫画家になることが将来の夢でした。「DURAN DURAN」を初めて聴いたのは4年生か5年生かな? 二人の姉が当時流行っていた「DURAN DURAN」や「CULTURE CLUB」、「WHAM!」なんかが好きだった影響で、俺も聴くようになりました。初めて触れた洋楽アーティストの音楽は、それまで聴いていた歌謡曲とは全然違ったし、漫画よりもプラモよりも魅力的で、なんでこんなに興奮するのか自分でもわからないぐらいだった。
そしてそのアーティスト達のうち、俺の心をいちばん掴んだのが「DURAN DURAN」でした。
「DURAN DURAN」のキャッチーでどこか物悲しさのあるメロディや、グラマラスなPVはとにかくカッコよくて、ドキドキした(エロかったし)。ほんとに「こんなの初めて!」って感じだったんですよ。おまけにメンバー達は美系揃いで、日本のアイドルやミュージシャンとはまた違う華があった。俺はゲイじゃないし、いたってストレートで、ちょっと女好き過ぎるきらいがあるんだけど(なぜここで言うのか)、部屋にポスターを貼ったり、出来る範囲で髪型やファッションを真似したり。ほんとに大好きだったなあ。
当時のデュランを今聴くとね、演奏がうまくない……どころかヘタだし、楽曲にしても大したことない曲もある。でも、今聴いてもそれほど古臭くは聞こえないし、漫画好きの少年に「俺もこれ(バンド)がやりたい!」と思わせるほどの魅力が、彼らにはたしかにあった。そりゃそうだよね、世界中のティーンエイジャーが夢中になったんだもの。
そして、彼らは俺にとってまさに『扉』でした。デュランを知って「JAPAN」や「デイヴィッド・ボウイ」を知ったし、「JAPAN」を知って「ROXY MUSIC」や「KING CRIMSON」を知った。ボウイを知って「QUEEN」や「MOTT THE HOOPLE」を知った。めくるめくブリティッシュロックの世界が扉の先には広がっていたんですよ。
「DURAN DURAN」と出会った後の俺の人生はもう決まったも同然。ギターを手に入れて、バンドをやって、ロックスターになる! もー、それしかなかった。
そんなわけで、俺はいまだにこんな生活を続けているんですなあ。
初めての男が忘れられないのかしら。……やあねえ。
忘れられないオトコの動画を最後に。1984年のライヴ映像です。
こんなのを子供のころに観ちゃったら「俺もああなりたい!」って思いません?
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