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第259回 邦楽編 EARTHSHAKER―― 国産メロディアス・ハードロックの最高峰! 過小評価に物申したい
2020 / 04 / 28
コロナウイルス禍、収束の兆しが見えませんね......。以前の原稿に、自粛もやむなしだけど、萎縮する必要はないんじゃないか、なんてことを書きましたが、2月末にやったライヴで誰一人として感染者が出なかったのは僥倖だったのかもしれない、と、考え直しています。今でも萎縮しすぎる必要はないとは思っていますが、絶対にナメてかかっちゃいけない、とも。今は我慢の時かな......。とはいえ、世の中のいろんなことがギリギリな状況なのもまた確か。一日も早い収束を願っています! さて、今回ご紹介するのは日本のハードロックバンドの草分け的存在、EARTHSHAKER です! 前回ANTHEMのことを書いたら、久しぶりに国産HR/HMが聴きたくなっちゃってね。 『More』 『Whiskey & Woman』 『Say Goodbye』
EARTHSHAKERは日本のハードロックバンド。78年に現LOUDNESSの二井原実(Vo)と、石原愼一郎(G)を中心に結成、関西で活動を始める。二井原の脱退など、幾度かのメンバーチェンジを経て、石原に加え西田昌史 (Vo)、甲斐貴之(B)、工藤義弘(Dr)の4人で83年にメジャーデビュー。94年に一度解散をしたものの、99年に再結成、同じメンバーで現在も活動を続けています(17年に、86年から94年の解散まで在籍していた元NOVELA 、GERARD の永川敏郎(Key)が加入)。
EARTHSHAKERの特徴はなんといっても、ジャパニーズHR/HMシーンでも屈指の歌唱力を持つ、マーシーさん(西田昌史)のヴォーカルをいかしたキャッチーな楽曲で、シングル『ラジオ・マジック 』は大ヒットを記録。日本のハードロックバンドとしては初めて日本武道館での単独ライヴを行っています。加えて、日本語にこだわった印象的な歌詞は、他のHR/HMバンドとは一線を画していて、(そんな言葉はまだなかったけど)J-POPのファン層にも十分に受け入れられるような普遍的な魅力がある。個人的には、80年代の作品は時代が違えばミリオンヒットを連発していたとしてもおかしくないと思っています。
EARTHSHAKERといえばやはりこれ!
84年のライヴ。さすがに映像やメンバーの衣装に時代を感じるけど、名曲の魅力はまったく色褪せず。
EARTHSHAKERを初めて聴いた時の印象は、全然ヘヴィじゃないんだな、でした。すでにLOUDNESSなんかのもっとヘヴィなバンドを聴いていたので、失礼にも、意外と軽いなあ......なんて思ってしまったのです。その時に俺が聴いた『Passion』は、EARTHSHAKERとしてはポップなアルバムだったと思うし、まあ、ヘヴィメタルバンドだと思って聴いた俺が、軽いと感じたのも致し方ない......って、なんだか偉そうですが。ただ、それで気に入らなかったのかというと、まったくそんなことはなくてね。キャッチーな曲ばかりの良いアルバムだったし、シャラさんのメロディアスなギターも俺好みだった。雑誌に載っていた曲はほとんどコピーしたよ! 今でもこの『Passion』が俺のフェイヴァリットアルバムです。
残念ながら公式動画はなし......。
この曲がいちばん好きかも。ウイスキーを飲む時、いつも口ずさんでしまう(笑)。
名バラード! 甲斐さんのコーラスも素晴らしい。
この曲なんて、大ヒットしてもおかしくなさそうなのになあ......。
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