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インタビュー/記者会見
『ボーダー』特別試写会に内藤大助選手参戦も返り討ちに!?
世界が誇る名優、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの待望の共演が実現した『ボーダー』。
犯罪者への怒りを抑えられず、捜査のたびに揉め事を起こす熱い刑事、ターク(デ・ニーロ)。すべての者への怒りを抑え込み、冷静に捜査を進めるクールな刑事、ルースター(パチーノ)。
ニューヨーク市警のベテラン刑事であるふたりは、20年以上コンビを組んで、数々の犯罪者を挙げてきた。性格から捜査方法まで、どれをとっても正反対だが、ともに社会のダークサイドを歩いてきたパートナーとして、固い絆で結ばれていた。
ある時、まるで警察に挑戦状を叩きつけるかのような、連続殺人事件が発生する。ターゲットは、野放しにされている悪人たち。捜査の過程で浮かんだ犯人像は、自らの手で犯罪者に制裁を加える怒りに満ちた警官。それはタークの姿と重なり、集められた状況証拠も、彼が犯人だと示していた。汚名を晴らすため、捜査にのめりこむふたり。タークは相棒をも裏切る裏の顔を持っていたのか? しかし、その先には、彼らの人生を破壊するほどの驚愕の真実が待っていた……。
注目の日本公開を週末に控え、舞台挨拶付きの特別試写会が22日(木)、東京のTFMホールにて行なわれました。
そして特別試写会にゲストとして登場したのは、5月9日に復帰戦を控えるプロボクシングWBC世界フライ級元王者の内藤大助選手。
名優ふたりをスターダムに押し上げた『ゴッドファーザー〜愛のテーマ〜』に乗せて登場! ……も、デ・ニーロとパチーノばりにはいかず、下をむいたままの内藤選手……。
――では内藤選手、ひとことご挨拶をお願いします。
内藤●よ、よろしくお願いします。<しばし沈黙……さらに沈黙……>(記者会見などは)に、苦手でね。ごめんね……。
――……内藤選手には一足早く本作をご覧いただきましたが、いかがでしたか?
内藤●<しばし沈黙>下手に口を開くと喋っちゃいそうで。皆さん、まだ観てないんですよね? ……あー、あんま言えねー。喋っちゃう。<しばし沈黙>……うん、面白いよ。
――…………本作はサスペンスということもあり、どのあたりを注目してみるとより楽しめると思いますか?
内藤●オレ、言っちゃいそうでコワイなぁ。この作品は、深いね。あ〜、言っちゃいそうだな。……観ればわかると思うけど、(劇中では)困ったと思うよ〜。オレも今困ってるけど……。
――………………。
ということで、結局映画のみどころはわからずじまい(笑)。ただ、内藤選手の人の良さはビンビン伝わって来ました。最後に5月の復帰戦については……?
内藤●<なぜかこれも固まりつつ>観てくれる人たちに喜ばれるような試合、そういう試合をしますので、ぜひ、応援よろしくお願いします。皆さん静かに聞いてくれて、ありがとうございました。嬉しかったです。<照れくさそうに退場>
その後、試写会中に行なわれた囲み取材は、さすがに緊張感から解放されたご様子。
映画に関しては先ほどと同じく「言っちゃいそうだから、あまり言えねー」ということで(笑)、トークは本業のボクシング、そして来週に誕生予定の第二子(男の子)についてのものに。
「ボクシングをやらせたいか? それは子供に任せようかな、と。ただ、痛みを知るという意味ではやらせたいなとは思っています。ボクシングをやる人って、僕もそうだったけど、最初はケンカが強くなりたいと思って始めるんです。でも、殴られたときの痛みがわかるから、逆に人に暴力はふるわなくなるよね。どれだけ痛いとか、やったらわかるんですよ。そういう意味ではやらせたいと思います」
と、先ほどとは別人のように口滑らか。滑らか過ぎて脱線気味の話も飛び出すなど(笑)、挨拶も囲み取材も温かさ満点の内藤ワールドでした。
映画館では、「おお、たしかにこれは『言えねー』はずだ」と思い出しながらのご鑑賞を(笑)。
内藤大助(ないとう・だいすけ)
74年北海道生まれ。
WBC世界フライ級元王者
昨年11月に亀田興毅に敗れ失冠するも、
その人気は衰え知らず。
日本人ボクサーとして世界戦最短の
1R34秒で敗れた珍記録も持つ。
原作:――
監督:ジョン・アヴネット
脚本:ラッセル・ジェウィルス
出演:ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ/カーティス・ジャクソン(50セント)、/カーラ・グギーノ/ジョン・レグイザモ
公開:4月24日(土)銀座シネパトスほか全国順次ロードショー
配給:日活
公式サイト:http://www.heat-matsuri.com/
(C)2007 RIGHTEOUS PRODUCTIONS, INC.
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エンタメ : インタビュー/記者会見 記:尾崎 康元(asobist編集部) 2010 / 04 / 23