インタビュー/記者会見

スピルバーグへのオマージュ作品
映画『SUPER 8/スーパーエイト』
J.J.エイブラムス監督、スカイプにて緊急会見!!

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JJ Abrams at Bad Robot in Santa Monica California during a Skype press conference with Japan.
Photo by Lucian Capellaro

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JJ Abrams at Bad Robot in Santa Monica California
during a Skype press conference with Japan.
Photo by Lucian Capellaro


1979年。 オハイオの町で、ジョーと5人の仲間たちがスーパーエイトカメラで映画撮影をしていると、トラックと貨物列車の衝突事故に遭遇する。脱線した貨物列車には「アメリカ空軍」の文字。アメリカ政府は空軍施設エリア51を閉鎖し、オハイオ州のある場所へ研究素材のすべてを移送中だったのだ。燃え上がる現場に残されたカメラは事故の一部始終を撮影してしまう。そして、ジョーたちが忘れた8ミリフィルムの空き箱を発見した米軍は、極秘情報が何者かに目撃されてしまったことに気づき、町中を捜索しはじめる。同じころ、町中から飼い犬がいなくなり、9人も行方不明になるなど不可解な出来事が次々に発生する。そして、ジョーは事故現場からこっそり持ち帰った白いキューブに導かれるように、真実を探しに行くことを決断した。
――僕たちは、ひとりじゃない。世界の秘密を目撃した、あの夏――その出逢いは、永遠に忘れない。

スティーヴン・スピルバーグ製作、J.J.エイブラムス監督の超話題作『SUPER 8/スーパーエイト』のフッテージ上映(約22分)が5月17日(火)、取材陣のレコーダーなどが管理下に置かれる厳戒態勢の中、秋葉原にて報道陣に初公開。その後、アメリカ・サンタモニカのバッドロボット・シアターからスカイプにて、J.J.エイブラムス監督が会見を開いた。

超極秘プロジェクトとして、公開1カ月を切った今もまったく情報が明らかにされていなかった本作が、急遽、J.J.エイブラムス監督自らが、日本での記者会見の実施を切望し、今回の開催に至った。彼は、あと1週間ほどで映画が完成すること明かし「日本大好き! 思いはみなさんと一緒にあります」と語った。

Super8_03.jpg Super8_04.jpg それでは、会見の模様をどうぞ。


Q:
映画の中の少年たちは監督自身を投影されているのでしょうか?
A:この作品の中のひとりが僕というわけではなく、少年たちみんなが僕や僕の仲間たちなんです。

Q:
彼(ジョー)から伝えたかったメッセージは?
A:人生にはセカンドチャンスがあるということです。エモーション、SF、スペクタル、ロマンティックなストーリーを通して、母を亡くした少年が、そこから再生し乗り越えて幸せになれる。そんなところがこの作品のメッセージです。

Q:
フッテージ上映の最後に一瞬恐ろしい“クリーチャー”の姿が映っていますが、ロマンティックなストーリーということで、そうでない“クリーチャー”も登場しますか?
A:もしかしたら、ほんの一瞬見えたと思いますが……あれ以上いっぱい出て来ますよ(笑)。

Q:
スピルバーグへのオマージュということですが、『未知との遭遇』や『E.T.』のように親子で楽しめる作品ですか?
A:この作品のストーリーを書いているときには、そういった狙いはなかったですが、私の年齢やそれ以上の人が気持ちよくなる、怖いけど、子供を連れて観に行けない怖さではない、大きなハートのある感動的な映画。いろいろな方に観ていただける作品ですね。


Super8_05.jpgQ: スピルバーグとタッグを組んでいちばん印象に残ったことは?
A:とにかく素晴らしかった。光栄!! ストーリーの製作、キャスティング、現場にも足を運んでサポートしてもらい、真の意味でのプロデューサーだった。


Q:
SFやロマンティックな要素の作品ということですが、どんなジャンルの映画ですか? それとも、いままでにない映画ですか?
A:僕の大好きな作品にはジャンルがひとつでない作品が多いです。SF、ロマンス、コメディー、ドラマ、どれかひとつじゃなく奇妙なコンビネーション。乗り物に乗った気分で生活を忘れて、映画館を出た後とても気持ちがいい、そんな作品です。

Q:
最後にひとことメッセージをお願いします。
A:この映画の完成版を早くみなさんに観ていただきたい。そして日本にも行きたいです。みなさんに会いたいです。………あっ! もう娘を迎えに行かないと(笑)。サンキュー!!

今回のフッテージ上映を観ての感想を最後に。
ジョーとアリスのメイクアップシーンにラブストーリーの予感を、貨物列車の衝突事故シーンには、もの凄い迫力の新しい映像表現を観ることが出来た。正体不明の生き物にも期待が膨らむ! 親子のストーリや未知の生命体との闘いや友情、『未知との遭遇』、『E.T.』、『ジュラシックパーク』と『クローバーフィールド』を混ぜ合わせ昇華し、今という時代の最高傑作になっているんじゃないかって思わせる、そんな内容でした。あっ、私の想像ですのでハズレていたらゴメンナサイ。
早く完成版を観たい!!


オマケ<スーパーエイトってなんだ!>
主人公・ジョーたちと私は同年代。実は私も自主制作で映画を作っていました。
そしてそのとき使われた8ミリフィルムがコダック社製の『スーパーエイト』。“エイト”って8ミリってことだね。当時ビデオカメラなんてものは、まだ高価で一般人が持てるものではなかった。もちろん、35ミリフィルム、16ミリフィルムの機材もとても高価でした。
そんなわけで、当時の自主制作ムービー撮影の基本は8ミリフィルムだったんです。ちなみに日本の富士フイルムから発売されていたのが『シングル8』フィルム。日本ではこちらが主流でしたが、撮影前の形状は違えど、仕上がりは同じなんです(写真)。現在活躍している映像作家たちも学生時代はこの8ミリフィルムで映画を作っていたんですね。なんか、懐かしい!!

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製作:スティーブン・スピルバーグ
監督:J.J.エイブラムス
脚本:J.J.エイブラムス
配給:パラマウント ピクチャーズ
公開:6月24日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
公式HP:http://www.super8-movie.jp/
 

©2011 Paramount Pictures. All rights reserved











エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2011 / 05 / 18

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