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インタビュー/記者会見
『東京写真研究倶楽部』
写真の知識のない方もたくさん参加しています。
みなさん、ゆる〜い感じで楽しんでいます!!
現在、東京都港区にある高井写真研究所にて、定期的に開催されている『東京写真研究倶楽部』。そのネーミングから「写真撮影に精通していなければ参加できないかな?」って思ってしまう方もいるようですが、前回の記事でも紹介したようにコンセプトは「写真で遊ぶかぁ!」といった感じで……。
『東京写真研究倶楽部』高井哲朗氏は「この写真研究倶楽部は記念写真を撮るいわゆる街の写真館とはまったく違う場です。モデルさんは、撮影が進むにつれて、どんどん気持ちがほぐれ良い表情になっていく。その場で撮影した写真を確認しながら進めることで、よりアクティブになり、自分の中の知らない部分を発見したりすることもある。ライティングはその場のノリでいろいろと変えて、手持ちのライトを使ったりも……。モデルがカメラマンになったり、カメラマンがモデルになったり、子供が遊びながら楽しんでるような……その中でいろいろと発見をしていく、そんな感じの『東京写真研究倶楽部』。そんな、ゆる〜い感じで楽しんでいますので、写真の知識のない方にもたくさん参加していただきたいですね」とコメント。
今回の第2回は、写真撮影の経験のなかった2人の方と写真研究倶楽部でヘアメイクを担当している方々にインタビューをしました。
『東京写真研究倶楽部』撮影作品佐藤 美咲子さん(社長秘書)
今日を含め3回参加させていただいています。モデルの経験はまったくなく、最初はとても緊張しました。1回目はナチュラルなメイクでしたが、自分以外の人にメイクをしてもらうことは始めてだったので、いつもとは雰囲気のまったく違うメイクにびっくりしました。また、たくさんの人の前で撮影されることも「はい!笑って〜」といわれることも始めてで、すべてが初体験でした。「ちょっと俯いてみて〜」「ちょっと、携帯電話もってみようか〜」とか(笑)。いろいろと声をかけていただけたので、とても楽しく撮影ができました。モデルさんは大変だなって思いましたね。2回目は、違った感じのメイクを簡さんにしていただいたんですが、台湾女優のようなメイクになりましたよ。撮影していただいた写真を「フェイスブック」にアップしたら、反響がすごくてビックリ。今まで連絡がなかった人からいきなり“いいね”がついたりしましたね。最初『東京写真研究倶楽部』というネーミングに写真の専門家の方たちの集まりだと思い、私がおじゃまして大丈夫なのかなって……。でも、参加してみると、メイクの勉強、カメラの勉強をされている学生さんや、写真に関係のない私のような方、プロのカメラマンさんなどさまざまな方がいらっしゃいました。私にとってはこのような世界は、非日常的な空間なので、それを体験させていただけることはとても楽しいこと。今日はこれから、セクシー写真に挑戦です(笑)。
『東京写真研究倶楽部』撮影作品山本 彩子さん(会社員)
今までに2回撮影していただきました。こういった場所に参加したことがなく、ひとりでは怖いので友達を誘ってドキドキしながら来ちゃいました(笑)。メイクをしていただいて撮影されるのは、成人式の時以来でしたね。その時よりも「笑って〜」「口角あげて〜」などなどいろいろと表情について指示をいただきました。なかなか口角があがらなくて大変でしたね(笑)。写真枚数もたくさん撮っていただいて、途中でダイコンを持たせてもらって(笑)、かじったり、剣にしたり、そのころから緊張がほぐれ、最初と後半では表情がまったく違うんですよ。カメラマンも体験せていただいたんですけど、ピントを合わせるのが大変でしたね。2回目は派手なメイクにしていただきました。この時もモノを持たせていただいて緊張をほぐしましたよ(笑)。モデル以外にスタイリストの仕事など、貴重な体験もさせていただき、その日はゴスロリや浴衣などバラエティに富んだ衣装の方がいらして、楽しい撮影会になりました。写真研究倶楽部はこれからも続けていきたいですね。
ヘアメイク学校の学生さんを中心にヘアメイクを担当むとうちづるさん(ヘアメイクアーティスト)
カメラ好きな方でも、この写真研究倶楽部で使用している高額なカメラで直接撮影できる機会は少ないんじゃないですか?
私はヘアメイクの学生を誘ってこちらに参加させていただいています。学生たちにとって大切なことは人に慣れること。ヘアメイクの上手い下手は自分たちでわかっていけばいいかなって思っています。撮影の現場ってこういった感じなんだっていう空気を感じてほしい。学生にとって他人の顔をさわるということは、すごく怖かったりドキドキしたりする。普段、学校では同世代の学生にヘアメイクをするので、なんとなく慣れてしまっていて、仕事となると老若男女さまざまですし、この写真研究倶楽部に参加されている方にヘアメイクをすることは、とても勉強になるでしょうね。それから、モデルさんは楽しんで撮られてますね。ヘアメイクをしてもらえることも嬉しいですし、撮られることも「キャ〜恥ずかし〜イヤ〜」といいながらも楽しんでいる方が多いんじゃないかな(笑)。
西見百合子さん(東京ビジュアルアーツ・特殊メイク学科)
今年の2月の終わりからほとんど毎週参加しています。メイクのテーマは特になくモデルさんと相談しながら進めています。一度作品撮りをしたことがあり、衣装が着物をアレンジした感じだったので、その時は和風にしました。また「自由にやっていいよ」って言われた時に髪の毛を“ツンツン”に立てたことがあり、その時は楽しかったですね。今年からまた新しく特殊メイクの学校に通っています。「将来は海外で活躍したいな!」なんて考えています。写真研究倶楽部は雰囲気がとても良く、いろいろな方と仲良くさせていただいています。とても楽しい倶楽部です。
簡慶勲さん(東京モード学園・ヘア・メイクアーティスト学科卒)
日本の文化が好きで日本に勉強にきました。今年の3月に卒業して、今は仕事を探しています。写真研究倶楽部には2月の終わりから毎週参加しています。日本風のヘアメイクを学校で学んだので、それを生かした自分流の“ネオジャパン”スタイルを表現していきたいですね。テーマは毎回自由なので衣装に合わせたり、モデルさんに合わせたりと楽しみながらも良い勉強になっています。同じヘアメイクでも撮影するカメラマンによって雰囲気がちがい、違った作品になるので面白いですね。私はちょっと大人っぽいクールな写真が好きなので、写真研究倶楽部ではそんなイメージの作品撮りが今後できればと思っています
(インタビュー写真撮影/中村うらら)
モデル撮影以外にも商品撮影も可能。プロの設備でStill Lifeの世界を覗いてみてはいかが?『東京写真研究倶楽部』
■場所
高井写真研究所
東京都港区白金1-16-6 ストーク白金B1
TEL 03-3441-8893 FAX 03-3473-6033
http://www.kenkyujo.co.jp
■会費
¥3000
(ひやかし¥1000)
パシリ・見学は無料
★写真に興味のある方、どんどんご参加ください!
★未経験者、大歓迎!!
★楽しい仲間がお待ちしております!
高井哲朗(Tetsuro Takai)プロフィール
1978年 フリーとして活動。
1986年 (株)高井写真研究所設立。現在広告写真を中心に活動中。
■受賞歴
1984年 第20回 広告部門 APA賞受賞 (Kodak E-6ポスター)
1987年 第29回 雑誌広告賞受賞(AMEX Gold Card)/第7回 ラハティ ポスタービエンナーレ 第1位(New Basics ポスター)
1988年 第22回 広告部門 APA賞受賞(Uyedaジュエリー雑誌広告)
1989年 第30回 クリオ賞 プリント部門受賞(ハワイアントロピカルポスター)U.S.A
1992年 第35回 The Newyork Festivals Finalist Award (Kodak雑誌広告)
2002年 第30回(社)日本広告写真家協会公募展 APA 奨励賞受賞
2003年 第31回(社)日本広告写真家協会公募展 APA 奨励賞受賞
2007年 第35回(社)日本広告写真家協会公募展 APA 奨励賞受賞
■個展開催
1989年 東京•大阪 コダックフォトサロン
1993年 ベルギー アントワープ Galerie24/インド ポンペイ CPA'S Piramal Gallery
1996年 スコットランド グラスゴー MNS Photogallery
1998年 デンマーク ハーニング Denmark Photo Museum
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エンタメ : インタビュー/記者会見 記:尾崎 康元(asobist編集部) 2012 / 07 / 30