美味良品 おとりよせしました

第2回 白玉屋新三郎
370年以上の歴史ある和菓子屋と110年以上ネーブル栽培を続ける農園がコラボ!「白玉屋新三郎」のネーブルジャムシリーズ!

bimi2_1098.jpg ▲ネーブルジャムシリーズ

ネーブルジャムって、食べたことあります?
オレンジマーマレードとかじゃないですよ。ネーブルジャムです。
ネーブルって、みかんやオレンジの仲間で、「へそ」みたいなくぼみがあるから、英語で「へそ」を意味するネーブルっていう名前が付けられたんですって。

ネーブルって、ほぼ1年中スーパーで見かけるけど、国内に出回っているほとんどが、アメリカやオーストラリアからの輸入品のワシントンネーブル。輸入ネーブルは完熟する前に収穫されるから、酸味がきつかったり、甘みが薄かったり、果肉が硬かったりで、ワシントンネーブル本来の持ち味を発揮できないらしい。

でも、安心・安全にこだわり、無農薬で美味しいワシントンネーブルを作っている農園が熊本県にあったんです!
その名も「益田農園」。
熊本県が産地の果物といえば、スイカやトマトが有名ですよね?だけど実は熊本県は、柑橘系果物の産地として、夏みかんやデコポンなどいろんな種類の柑橘類を作っていて、全国でも上位の出荷量を誇っていたんです。
熊本県の温暖な気候で育てられたワシントンネーブルは、とびきりの甘さと抜群に爽やかな香りを兼ね備えていて、甘みと酸味のバランスがGOOD。でも、果汁たっぷりで果肉が柔らかく、内袋が薄くて食べやすい代わりに、とても病気に弱い品種なので、収穫できる期間が短く日持ちがしないから、生産量があまり多くないんですって。

そこで、奇跡的な出会いが起こりました!

110年以上前からワシントンネーブルやそのほかの柑橘類の栽培に取り組んで、ただひたすらに美味しさを追求してきた「益田農園」の姿勢や、ワシントンネーブルの美味しさに感動した熊本県の歴史ある和菓子店が、「益田農園」のワシントンネーブルの美味しさを日本全国に伝えたいと考えます。
その和菓子店の名前は、「白玉屋新三郎」。
「白玉屋新三郎」と益田農園が出会って誕生したのが、完熟したワシントンネーブルを贅沢に丸ごと使って作った、ネーブルジャムシリーズなんです。

bimi2_1090_2.jpg ▲六角形の縦長の瓶がオシャレです

ネーブルジャムシリーズは、全部で3種類。
3種類とも、無農薬で作られたワシントンネーブルを、皮まで丸ごと使っています!縦長の六角形のビンに入っていて、クリアでシンプルなラベルがオシャレで洗練された雰囲気です。

bimi2_1112.jpg ▲ヨーグルトにトッピング

ネーブルジャムは、ワシントンネーブルの果肉と皮を細かく刻み、還元水飴とレモン果汁で柔らかく煮詰めています。フタを開けた途端、フレッシュな柑橘系の香りが鼻をくすぐります。味わいは、濃厚な完熟のネーブルの奥深い甘さと爽やかな香りの中に、細かく刻んだ皮のほのかな苦味がアクセントになっていて、大人のジャムといった印象。パンに塗ったり、ヨーグルトに加えたりといった定番の使い方以外にも、クレープシュゼットやスペアリブのソースにしても美味しい!熊本の美味しい水と、佐賀県神崎産の肥沃米(ヒヨクモチ)を100%贅沢に使って、石臼でゆっくりと少しづつひいて作った「白玉屋新三郎」の白玉に添えていただくのもオススメ!

bimi2_1126.jpg ▲冷んやりもちもちの白玉がいっそう爽やかに

ネーブル甘露煮は、完熟したワシントンネーブルの輪切りがそのまま、ビンの側面に沿って詰め込まれています。ネーブルの断面がガラスを通して模様のように見え、とってもキュート!フタを開けると、子どもの頃、冬の日に喫茶店で飲んだ、オレンジエードのような懐かしい香りがしました。味わいは、ジャムより甘さが強め。皮のほろ苦さとワシントンネーブルの持つ爽やかな香りが存分に引き出された甘露煮です。パンやヨーグルトはもちろん、紅茶に浮かべたりゼリーで固めたり、焼き菓子などのトッピングに使ったりと、いろいろと楽しめそう!これからの季節はソーダ水やアルコールと合わせて、オリジナルカクテルを作ってみてもいいかも!



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▲手作りなめらかプリンにチアシードを添えて

ネーブルジャム&バターは、ワシントンネーブルの果汁に還元水飴で甘みをつけて、無塩バターと一緒に煮詰めて作られています。フタを開けると、コクのあるバターの香り。柑橘系の香りはしません。でも味わってみると、ほんのりした甘さとバターのコクがしっかりと感じられて、爽やかなワシントンネーブルの香りが鼻を抜けていきます!後味はさっぱり。こんがり焼いたトーストやデニッシュとの相性は抜群!魚のムニエルに添えたり、フレッシュなサラダや温野菜のドレッシング、グリルした肉類のソースにしても美味しそう!

bimi2_1154.jpg ▲バターの香るデニッシュにネーブルジャム&バターは相性抜群

「白玉屋新三郎」は、1638年 江戸時代の初期に熊本県に誕生してから370年上続く、歴史ある白玉屋です。
初代 牛嶋甚左衛門尉正隆は、水に恵まれた米処 肥後・吉野郷(現氷川町)で、純良な餅米を材料とした米飴屋「吉野屋」を開きました。一切砂糖を用いず、良質の国産水稲餅米だけを使用し、大麦麦芽を加えて一晩かけて糖化させ、絞って煮詰めた水飴は、琥珀色に輝き、素朴でやさしい味わいです。370年以上にわたり、この地で地元の人々に愛されてきました。
この「吉野屋」が、後の「白玉屋新三郎」です。
米飴に加え、白玉粉・白玉菓子づくりを始めた創業当時、白玉粉は超がつくほど高級品だったそうです。
白いご飯を毎日食べられるのは一部の恵まれた人たちだけで、餅は祭りや正月などの特別な時にしか使わない「特別な米」でした。その特別な餅米に手を加えた白玉粉は、美味しく食べやすく調理も簡単だったため、多くは京都や大阪へ献上されていたといいます。

現在「白玉屋新三郎」の本店は、熊本県八代郡氷川町に。熊本城 桜の小路店は、熊本城の敷地内にあります。
幸い地震による倒壊などの大きな被害はなく、本店は通常通り営業していますが、桜の小路店はゴールデンウィークからようやく、時間を短縮して営業を再開しました。しかし、今のところ、通常営業時間へ戻す目処は立っていないそうです。
そんな状況のなか「白玉屋新三郎」は、「本業こそを大切に」との信念のもと、白玉をはじめ、お菓子ひとつひとつと向き合い、歴史を守り続けています。
白玉や水飴、お菓子づくりにまじめに取り組み続ける「白玉屋新三郎」と、同じく一途にワシントンネーブルの美味しさを追求し続ける益田農園のコラボレーションによって生み出されたネーブルジャムシリーズ。大切な人へのプレゼントにもぴったり!まずはぜひ一度、味わってみてください。
bimi2_3002501_2.jpg ■ネーブル3本セット箱(クリアケース入)¥1,944 (税込)

bimi2_3002503_2.jpg ■左 ネーブル甘露煮 中央 ネーブルジャム&バター 右 ネーブルジャム 各¥648 (税込)


■白玉屋新三郎

・熊本 氷川本店/熊本県八代郡氷川町吉本72
電話/0964-43-0031
営業時間/6月〜8月 9:00〜19:00
店内飲食コーナー 10:00〜18:30
定休日/元旦

・熊本城 桜の小路店/熊本市中央区二の丸1-1-2 
電話/096-288-5888
営業時間/10:00〜17:00(2016.6現在)
定休日/年末のみ

・大丸福岡天神店/福岡市中央区天神1-4-1 大丸福岡天神店 地下2階
電話/092-716-8043
営業時間/10:00〜20:00
店内飲食コーナー 10:00〜19:45
定休日/大丸に準ずる

http://www.shiratamaya.co.jp


旦木瑞穂(たんぎ みずほ)

愛知県出身。
産経デジタル「New Roses Web」にてグルメ・イベントレポートや、鎌倉新書「月刊 仏事」で葬儀や介護に関する記事などを連載。各種パンフレット、ガイドブックなどの企画編集のほか、グラフィックデザイン、イラスト制作も行なう。

Twitter:@mimizupon











エンタメ 美味良品 おとりよせしました   記:  2016 / 06 / 20

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