トップページ > エンタメ > 美味良品 おとりよせしました
美味良品 おとりよせしました
第11回 京野菜を使った優しい味わいにほっこりする「食べる京野菜スープ」はお土産にもぴったり!
2016 / 10 / 24
京都のお土産といえば、ぱっと思いつくだけでも両手で足りないくらいたくさんありますよね。京都生まれの筆者も帰省ついでにお土産を買うのですが、何にするか毎回悩んでしまいます。
そんなときに京都駅の「スバコ・ジェイアール京都伊勢丹」で見つけたのが、京都菜かね正(かねしょう)の「食べる京野菜スープ」です。一度食べて気に入ったので、後日、通販でお取り寄せしてみました。
▲京野菜がパッケージに描かれた京都菜かね正の「食べる京野菜スープ」。今回は1パック540円で購入しました
今回購入したのは、聖護院大根、京タケノコ、京甘藷、海老芋、聖護院かぶらの5種類。通販では売り切れていましたが、賀茂茄子もあるようです。
京都で暮らす人々にとって、「京野菜」は馴染み深い存在です。都内では高級スーパーやデパ地下でないと見かけないうえに、高級な食材として扱われていますが、京都では普通のスーパーでも簡単に手に入ります。
なお、「京野菜」には具体的な定義はありません。京都府内で採れた野菜はすべて「京野菜」と総称されています。京野菜のなかでも41品目が「京の伝統野菜」、21品目が「プランド京野菜」に認定されています。今回のスープに使われた野菜のうち、「聖護院大根」「京タケノコ」「海老芋」「聖護院かぶら」はブランド京野菜です。
▲パッケージの裏面にはその野菜のいわれが書かれているので、ちょっとした豆知識も得られます
この京野菜スープは、京都の八百屋と野菜ソムリエが共同開発しています。東京に暮らす人にこのスープをあげて最初に言われたのが、「京野菜っていろいろあるんだね」ということでした。また、”京”と入っていることで、「京都に行ったお土産ですよ」というのをアピールしやすいのもおすすめの理由のひとつ。こういうわかりやすさはお土産として喜ばれますよ。
それではさっそく、中華スープ仕立ての聖護院大根をいただきます。こちらの1人前のカロリーは50kcalでヘルシー。
▲聖護院大根は中華スープ仕立てですが、ポタージュ仕立てやクリームスープ仕立ての野菜もあります
パッケージをあけると、銀色のレトルトパウチが1袋入っています。封を切らずに熱湯に入れ、4?5分程度温めれば食べられます。電子レンジを使用する場合は、中身を耐熱容器に移し替えて、ラップをかけて加熱しましょう。
▲今回はマグカップに移し替えてラップをし、電子レンジの強で2分加熱しました
温め終えたら、あとはそのまま食べるだけ! 聖護院大根がごろごろ入っているうえに、鳥そぼろもたっぷり入っていますね。中華風のスープの味が野菜にしっかり染みていて、朝食に食べたくなる優しい味わいです。京都らしい薄味で、素材の味がきちんと感じられますよ。
▲口に運ぶと聖護院大根がとろっと溶けます。長時間炊いても荷崩れしにくく、味に丸みが生まれる聖護院大根の良さを最大現に引き出しています
続いて、ポタージュ仕立ての京甘藷をいただきます。江戸時代から”芋たこなんきん”は女性が好きな食べ物だと言われていますが、温めるだけでさつまいも入りのポタージュが食べられるのはうれしいですね。
▲京野菜に分類される「京甘藷」。京都では京丹後や山城地区での栽培が盛んです
温めたポタージュをいただくと、さつまいもの柔らかい甘みが口のなかにふわっと広がります。ただ甘いだけでなく、少しだけ塩気のあるポタージュとの相性も抜群。これは白ごはんよりもパンと一緒に食べたくなる味です。お店で出されても納得するくらいに、レトルト食品とは思えないクオリティ! ただし、カロリーはちょっと高めの164kcalなので、ダイエット中の人は注意してくださいね。
▲さいの目状の京甘藷がごろごろ入っています。スープには玉ねぎとにんじんも使われており、ポタージュなのに濃すぎません
そして、筆者が一番気になっていたのがクリームスープ仕立ての聖護院かぶら。子どもの頃から聖護院かぶらを煮炊きしたときの“甘さ”と“ほくほく感”が大好きなんです。
▲聖護院かぶらは、直径20センチ以上になる日本最大級のかぶら。千枚漬けの材料として使われています
さっそく実食すると……やはりこちらもかぶらがごろごろ入っています。少し塩気のあるクリーム仕立てのスープに、聖護院かぶらのふんわりした甘みがよく合います! 口に運ぶと一瞬でとろけるのもたまりません。自宅でクリームスープをイチから作るのは面倒でも、これなら手軽に楽しめます。
▲今回食べたなかでは一番好みだった聖護院かぶら。適度な濃さなのもお気に入りの李勇です。カロリーは142kcal
▲いずれのスープも素材の味が最大限に活かされています。セットで買っていろんな人に配るのもアリです
レトルトの野菜スープはほかにもいろいろ売られています。しかし、伝統溢れる「京野菜」を使った野菜スープというだけで、いつもの食卓がちょっと華やかに感じるはず。野菜の栄養をスープごと楽しめる京野菜スープで、ご当地の味を自宅で楽しんでみませんか?
■商品
食べる京野菜スープ
540円
■販売場所
京野菜かね正 通販サイト
など
今西絢美(いまにし あやみ) 京都生まれ京都育ちのITライター。最近は趣味の「料理」や「食べ歩き」を活かした記事なども執筆中。「お腹が空いているかどうかでなく、食べたいかどうか」を自問自答しながら己の胃腸の限界に挑む日々を送る。 |
Tweet |
エンタメ : 美味良品 おとりよせしました 記:今西絢美