美味良品 おとりよせしました

第13回 旦木瑞穂の「島ウマ!」Vol.02
大きいだけじゃない!分厚い肉と脂の乗りが違う!
淡路島の天然大穴子「でん助」!

2016 / 11 / 16

食欲の秋です!涼しくなると、美味しいものが食べたくなりますね!今回は淡路島の大穴子、通称「でん助」を紹介します。

bimi13_001.JPG▲生石端より成ヶ島を望む

淡路島って、美味しい海の幸の宝庫です! 淡路島にある由良港は、淡路島の南東部にある港。由良港の沖に、海岸線に沿うようにして2キロにも渡って横たわる細長い島、「成ヶ島(なるがしま)」は、その珍しい地形と景勝から、瀬戸内海国立公園にも指定されています。そんな成ヶ島に覆われる形となっている由良港は、古くから天然の良港として栄えてきました。瀬戸内海の近海で獲れるアワビやサザエ、ハモなどの海産物はとても良質で、奈良・平安時代には朝廷に献上していた御食国としても有名です。現在も、関西の市場や料理屋で高級品として流通しています。

由良港では、漁船での漁はもちろん、素潜り漁も盛んです。淡路島では、自然保護のためエアボンベなどの道具を使用する漁が禁止されているため、アワビやナマコ、ウニなどを獲る漁師たちは、ウェットスーツに水中眼鏡という装備だけで漁を行います。素手で傷つけないよう丁寧に獲られた海産物は、とても質が良いと評判。新鮮で活きの良い海産物たちは、淡路島のお店で食べることもできますし、産地直送も承っています。

bimi13_002.jpg▲淡路島で獲れる新鮮な魚介類!

そんな海の幸が豊富な淡路島ですが、意外と知られていないのが、淡路島の大穴子、通称「でん助」です。淡路島では、大きくなった穴子のことを「でん助」と呼ぶそうです。大きいものでは、ビール瓶ぐらいの太さの穴子もいるのだとか! でも「大きければいいってもんじゃないし!」とか「味はどうなの?」と思う人もいるかもしれません。淡路島の「でん助」は、肉の厚みと脂の乗りの両方を兼ね備え、身は柔らかく「ふわプリ」。上品な身の甘みと脂の美味しさは最高! とのこと。これは気になります! 「でん助」の美味しさを確かめるべく、早速お取り寄せしてみました!

bimi13_003b.jpg▲淡路島の大穴子「でん助」届きました!

じゃ〜ん! 届きました!こうして見ても、太さが分かります。頭が2個あるので、2匹分ということでしょうか。700g(約2〜3人前)となっています。すでに捌いてある状態で届くので、あとは煮るなり焼くなり好きにすればいい感じです。

今回お取り寄せした新島水産の新島芳実さんによると、「オススメ料理は定番のちり鍋でポン酢をつけて、ほかにも天麩羅・湯引きなど、どれも甲乙つけがたい美味しさです」とのこと。穴子のちり鍋って、私、食べたことがないかもしれません。穴子って大体蒲焼か天ぷらで食べています。「何と言ってもイチオシは炙り焼きです!皮目をこげ目が付く程度に炙り、身の方は火が通りすぎないようさっと炙ります。あとはお好みのタレか、私は塩をつけますが、炙り焼きで食べると、芳ばしい香りと溶け出した脂の甘みが一層引き立ち、堪らない美味しさですよ!!」

新島さんは穴子が大好きで、中でもこの「でん助」が大好物なんですって。私は新島さんイチオシの「穴子の炙り焼き」と、定番の蒲焼にして「穴子丼」、そして頭と骨を使い、「穴子鍋」に挑戦してみました!

bimi13_004.jpg▲穴子の炙り焼き

まずは新島さんイチオシの「穴子の炙り焼き」です。皮目に軽く焦げ目がつくくらいにグリルで焼き、新島さんオススメの、塩とすだちをつけていただきました。これは美味しい! シンプルな味付けなので、穴子そのものの上品な香りや脂の甘みが楽しめます。身だけでなく、皮も柔らか! 皮が全く気になりません。これはキーンと冷えた日本酒が欲しくなります。

bimi13_005.jpg▲穴子丼

次に、甘辛い味付けの蒲焼にしてご飯にのせた、「穴子丼」をいただきました。甘辛いタレが絡んでも、しっかりと穴子の味わいが活きています。身がホクホクしていて、口の中に入れるとご飯とともにホロっと崩れます。これなら、ご飯が何杯でもいけそうです。

bimi13_006.jpg▲穴子鍋

最後に、頭と骨を使った「穴子鍋」です。頭と骨はグリルでこんがりと焼いてから、鍋に投入。穴子の味を楽しむために、味付けは控えめにして、具材は白菜、人参、ネギ、豆腐に、きのこ類を入れました。まずは汁をいただきます。ほっとするような、やさしくて上品な味わいです。ほのかに、穴子の香ばしさや甘みが感じられます。ひんやりとしてきた秋の夜に、ぴったりの一品になりました。

「でん助」の穴子づくし。大満足です。 700g(約2〜3人前)で、 3人家族の我が家のお腹が満たされました。和食大好き、魚介類大好き、中でも鰻が大好物!の5歳の娘も大喜びでした。

「淡路島の穴子は年間を通じて美味しいですが、旬は夏と冬です。穴子は東京湾・大阪湾・長崎などが有名ですが、淡路島の穴子は特に脂の乗りが良く、皮・骨が柔らかく、肉厚なのが特徴です」と新島さんは言います。「淡路島は四季折々の海・山の食材に恵まれ、不幸明媚な島です。古くから御食国(みけつくに)と呼ばれ、美味しいものがたくさんあります。現在でも食料自給率は 100%を超えているんですよ」淡路島って、まさに食の島ですね。

bimi13_007.JPG▲新鮮さが自慢! 新島水産の海賊焼き!

新島水産では、穴子以外にもさまざまな魚介類を取り扱っています。淡路島の美味しいものが食べたくなったら、ぜひ一度、取り寄せてみてください!新島水産には、お食事のできる店舗もあります。新鮮な魚介をその場で焼いて食べられる贅沢!お鍋やお刺身も食べられます!直接お店に行って、淡路島の海の幸を堪能してみたくなりました。

■淡路島産 天然活穴子 5940円

天然活アナゴ700g(1〜2匹分・上身・頭・アラ骨)ヤマトクール宅急便

■新島水産(本社・食事スペースあり)
住所/兵庫県洲本市由良町由良2581
電話/0799-27-1786
FAX/0799-27-1723
入店時間/11:00〜14:30(15:00ラストオーダー)
※予約席は
11:00と13:00の交代制となっております。
定休日/不定休(要予約)

■海物焼き新島水産(東浦店)
住所/兵庫県淡路市仮屋63-2
電話/0799-75-2222
営業時間/(昼)11:30〜予約制(15:00ラストオーダー)
(夜)金・土・日のみ 17:30〜予約制定休日 木曜日
http://www.awajisima.jp/index.html


旦木瑞穂(たんぎ みずほ)

愛知県出身。
産経デジタル「New Roses Web」にてグルメ・イベントレポートや、鎌倉新書「月刊 仏事」で葬儀や介護に関する記事などを連載。各種パンフレット、ガイドブックなどの企画編集のほか、グラフィックデザイン、イラスト制作も行なう。

Twitter:@mimizupon











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