サクラ咲くサク桜丘
つまみや7・14 酒が止まらぬキョーフの仕掛け
【今回の桜な人々】
つまみや7・14
針金 淳 さん
〒150-0031
渋谷区桜丘町16-7
鈴木ビル1階 (マップ)
西日本から桜の開花の声も聞こえてくる毎日。我が桜丘の桜通りでももうすぐ桜がほころび始める。もうすぐやってくる本当の春が、桜丘だけでなく日本全国に力を与えてくれますように――。
満開が待ち遠しい桜通りと、中央通り(仮称)を結ぶ小径には数多くの飲食店が……と、いう書き出しは前回同様。この“桜丘お食事アベニュー(勝手に命名)”にある『つまみや7・14』に今回はお邪魔いたします。ところで“つまみや”はわかりますけれども、“7・14”ってなんですかね、ご主人の針金淳さん?
「それはですね……私の誕生日です(笑)。実は5年前に友人が同じ桜丘に『BAR8・8』という店を出して、そこを手伝っていたんですね。で、彼は8月8日が誕生日で、その名前にした、と。そこでお店のロゴはそちらと同様、四角の中に自分の誕生日を入れよう、と。だから私がこれからまたお店を出して、その新店を誰かにやってもらうのならば、まず誕生日を聞きますね。7月14日と8月8日が誕生日の人は、残念ながらお断りさせていただいて(笑)。あと364店は関われますねえ(笑)」
閏年生まれの人をゲットするのが大変そうです(笑)。さて、針金さんは出版社勤務などを経て、前述のように5年前から桜丘の住人へ。50歳になったのを機に1年前に『つまみや7・14』をオープンした。
お昼は「おやさい」「おにく」「おさかな」の定食が各1000円で出され、それぞれのお総菜2品チョイスをはじめ、ごはんとお味噌汁はお変わり自由で大満足と相成るが、さらに嬉しいのは夜なんですよ。
基本的にメニューはなく、おまかせのおつまみがギブアップするまで出続けます(!)。もちろん、お通しプラス3品(下の写真をどうぞ)で1000円、以下2品追加でプラス500円……というコースもあり。「2軒目だからより軽く」なんてオーダーもご相談可で、酒飲みにとっては嬉しくもあり、恐怖の飲酒スパイラルが待っている……(またこれ置いてある酒がいいのよ、“赤星”とかさあ)。
「大人の街というか、安らげる。“昔の東京”が桜丘にはありますよね。私がお店をオープンするとき、桜丘で長年営業をされていたおそば屋さんの『柳屋』さんが前にあり、励まされたんですよ。柳屋さんはご主人に不幸があって先日閉じてしまったのですが(注・現在は『あいびき桜丘』が入っています)、いまはその魂を受け継いで頑張っていきたいですね。みなさん、お気軽に寄ってくださいね」(針金さん)
お食事もいいけれど、飲み助は夜に目指せ『つまみや7・14』!
どうもお邪魔いたしました!!
Q・あなたにとって桜丘とは?
「安らげる大人の街、昔の東京のイメージですね」
ウッディーな店内はカウンターとテーブル席が。仲間でワイワイも楽しいですが、間違いなく酒好き(笑)の針金さんとのトークが付いたカウンターもおもしろそう。
ところで店内に所狭しと並ぶ本たちはなんですか、針金さん?
「これ、ご希望の方には売っているんですよ。古本屋さんでもあるんです」
おお、そういえば壁には「書籍商」の文字も。
豚肉も乗ってる『お野菜のせいろ蒸し』に『お野菜クリームシチュー』。「おにくの定食」のほうは『豚肉せいろ蒸し』と『チキン南蛮』を選んでみましたよ。ぜんさいやらきんぴらの小鉢も嬉しいですねえ。
右記の3品コースはお通しで
『おから&アスパラ&たらのめ』がドン。
『そらまめ』『マダイのユズ胡椒和え』に『豚の角煮』もいってみよう! そうそう、試してみました“ギブアップコース”。ちょうどいい量がちょうどいい頃合いに出てくるので、酒は進むは食は進むはで(笑)。「ワタシ、お刺身苦手……」なんてお願いは別の食材にスイッチしてもらえるのでまず相談!
ホントは教えたくないんだけど……(笑)
アチコチに思わず笑ってしまう"仕掛け"が隠れているよぉ〜
本棚の取ってを『ぐぉ〜ん』と引くと、そこは『トイレ』なのだぁ〜〜!! 本だと思ったら、『箱』だったり、ハリネズミ君は、『苔』だったりと、ちゃめっけたぁ〜っぷり♪
他にも、まだまだあるかもよぉ〜♪ ぜひぜひ、探してみてね〜★★★
Tweet エンタメ : サクラ咲くサク桜丘 記:asobist 編集部 2011 / 03 / 30