サクラ咲くサク桜丘
うみかぜやまうた――♪今日は渋谷で"朝の"5時♪
【今回の桜な人々】
うみかぜやまうた
佐藤 浩樹さん
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町15-18
北沢ビルB1(マップ)
楽しい楽しいお酒。杯がいい調子で進んでいくと、気になってくるのが帰りの時間ではあるのだが、別に終電にて帰らなければいけない法はない(笑)。今日は朝まで飲みたいんだっとなれば、ここは“不夜城”渋谷、いくらでも選択肢はある……ような気がするのだが、こと国道246号を渡った我らが桜丘となると、メインは静かな夜。開いているのは『美華』のようなオトナのお店が……
「そうですよね。渋谷は若者の街のイメージですが、桜丘はやっぱり大人の街。でもそのなかで当店は朝5時までやっています!」
と、登場したのは『うみかぜやまうた』の佐藤浩樹さん。中央通りを少し上がったビルの地下にある本格焼酎と泡盛が名物の居酒屋さんである。
「こちらで営業を始めて8年ですが、当時は桜丘で始発までやっている居酒屋さん、なかったと思いますね。いまになっても珍しいかも……。さ、朝までごゆっくりどうぞ」
そう嬉しい案内を受けて扉を開けると、カウンターの他、一段下がったお座敷とその上にはロフトというおもしろい間取りが(下の写真をご覧くださいませ)。ほろ酔い気分だと上がりたくなること必至のロフトですが、これ、明け方は事故が起きそうですよ(笑)。
「ははははははは、たしかにロフトの存在を忘れて頭をぶつけるお客さん、けっこういますね。こういう座席にしたのは、このほうが入れるお客さんが多くなりますから、はい(笑)」
カウンターにはさまざまな果実酒などとともに、ドーンと泡盛や焼酎の一升瓶が並んでいる。そしてメニューにはゴーヤチャンプルーや沖縄そば、ラフテーなどなど。泡盛とゴーヤチャンプルーという文字が並ぶと、つい“沖縄料理屋”って言ってしまいそうになりますね。
「そうですよね。もともとは焼酎と泡盛をメインに考えておりまして、泡盛ならば、ということで沖縄の料理をお出ししています。それでもこちら、『富士宮焼きそば』などもありますので、沖縄料理屋ではなく“焼酎&泡盛居酒屋”でいかがでしょうか」
佐藤さんと気さくな会話を続けていると、さすが、真夜中だというのにお客さんの姿が。
「入り口もちょっと隠れていますし、席もちょっと変わっていますから隠れ家的な感じがあるのかもしれませんね。こっそりデートを重ねていたカップルが結婚されたこともありましたよ」
おお、いまやってきたのはひょっとしたらそういうお客さんかも。お邪魔にならないようにカウンターで泡盛、始発まで堪能させていただくとしますか。
特製の泡盛、「桜丘」をいただきましょうか。あ、あと沖縄そばも(笑)。
Q・あなたにとって桜丘とは?
「仕事場であり、遊び場であり、長い時間を過ごす街」
コチラが噂の店内。ひとり飲みならば迷わずカウンターですが、仲間でワイワイならば上がってみたくなりますねえ、階段を
こちらロフト部分の下になりますお座敷。一段下がって、小上がりならぬ“小下がり”とでも呼びましょうか。隠れ家感は満載です
こちらがそのロフトの上になりますね。やはり一度は上で一杯やってみたいものです。千鳥足での落下だけは気を付けましょう(笑)
沖縄でおなじみのスパムが並ぶカウンター、店内にも沖縄関連がズラリです。ちなみに真ん中左の漬けこみ酒。左はハブです。「ロックはもちろん、『ハブスカッシュ』なんてカクテルでどうぞ!」。1000円でーす。
店内の文字たちも味がありますな。右が店内ブレンド泡盛の桜丘(700円)ですよ
さ、つまみましょうか。
沖縄そば(850円)はスープがやさしい。泡盛ガンガンいった胃にはありがたいですな
沖縄と言ったら豚肉ですよ。
来ましたねー、豚トロトロですよ
ラフテー(900円)。
皮部分の毛を豪快にバーナーで焼いてから仕込まれます
定番ですね、
ゴーヤチャンプルー(810円)。ゴーヤの苦味とタマゴの甘みがベスト
マッチ。鰹節もいい味出してます
Tweet エンタメ : サクラ咲くサク桜丘 記:asobist 編集部 2011 / 07 / 28