サクラ咲くサク桜丘

bel mare caffe――この場に集まる桜丘の息吹

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【今回の桜な人々】
bel mare caffe
木津 由幸さん


〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町23-21
文化総合センター大和田1F(マップ

ホームページ
http://caffe.belmare.jp/



桜丘の街のランドマークと言えば、春に満開となる桜通りの桜や、街でいちばん高いところにそびえるインフォスタワー、さらに今年開業10周年を迎えたセルリアンタワーなどが上げられるだろうか。それぞれに自慢の、そして憩いの場として存在しているが、そこに新しく加わったのが『文化総合センター大和田』。

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かつての大和田小学校の跡地にできた文化施設には、図書館や渋谷名物のプラネタリウムなどのほか、大和田小学校の同窓会の事務局なども入居している。
今年の11月23日でオープン1周年となる、桜丘を地元とする人々の心のオアシスには、やはりこの街の老舗が似合う。当コーナーにも登場した創業37年の老舗イタリアン『trattoria bel mare(トラットリア・ベルマーレ)』がプロデュースした『bel mare caffe(ベルマーレ・カフェ)』、今回はこちらにご登場願おう。

「いらっしゃいませ、今日はよろしくお願いいたします」
穏やかな物腰で迎えてくれたのは店長の木津由幸さん。広々とした店内はくつろぐ年配のお客さんから打ち合わせをするビジネスマンまで大賑わい。さらにコーヒーなどの飲み物や、ランチ時にはカレーのテイクアウトなどもできることから、ひっきりなしにお客さんが続く。
「文化的な施設に入っているものですから、お客さんの層はたとえば年配の人が多いとか、逆に若い人ばかりになるとか偏るのかと思いましたけれどね。思ったより幅広くご利用いただいておりますね」(木津さん)

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元祖『trattoria bel mare』にて登場いただいた木津秀幸さんの二代目となる木津さんは、ホテル勤めを経て桜丘に凱旋。そして『bel mare caffe』を開店する。
「やはり桜丘でお店をやりたいと思いましたから、嬉しいですよね。6年ほどホテル勤めをしていたのですが、そのときの経験がお店の経営面でも活用できていると思いますよ」(木津さん)

文化総合センター大和田がまもなく1周年ということで、こちらも同様に誕生日を……。
「文化総合センターは11月23日にオープンでしたが、実はウチはちょっと早いのですよ。10月21日だったのですね。どんなものか先にやってみようとオープンしたのですが、まだ建物は工事中ですし、看板も出しちゃいけないと(笑)。だから毎日表に出て、案内を配ったりしておりました。見た覚えありませんか? まあ、そのときはまったくお客さんは入りませんでしたよ(笑)」(木津さん)
その1カ月の苦労の甲斐あってか、いまや老若男女で賑わう『bel mare caffe』。「ありがたいことですね、130人のパーティーをやることもできましたし。いちおう立食ならば100人くらいまでと言っているのですがドンドン増えて、最後にはできちゃったのは嬉しい想い出です」、あくまでも物腰柔らかく語る木津さん。この店長の笑顔もまたこの店の魅力なのは間違いない。

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「1周年の特別コースを10月からやりますのでぜひこちらもご注目ください。お茶に、お食事に、一同お待ちしております」(木津さん)
新星でありながら、桜丘の息吹をまとった『bel mare caffe』。歴史ある大和田小学校の跡地にあるべくしてある一店だ。



Q・あなたにとって桜丘とは?
「やはり、“温かい故郷”ですね」


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店内は二人掛け、四人掛けを中心に多くの人が集える店内。色遣いもシックで130人集まっても落ち着いたひとときになりそうです。「窓も開放して中庭も使ったイベントができないか、他のお店さんとも相談して考えてたりしますよ」

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おひとりさまにはカウンター席もありますし、個室になるパーティルームもありますよ(左中)。どのようなシーンでも使い勝手がいい、それが『bel mare caffe』なんですね

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コースですからね、まずはアンティパスト(前菜)からいきましょう。左上から時計回りにイサキのエスカベッシュと新サンマのマリネ、イタリア風のタタキになりますよ。エスカベッシュは南蛮漬け風、ですね。「盛り合わせはメニューにはないのですが、ご要望でお出しします。アンティパストはサンマなど季節に合わせていろいろありますよ」

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イタリア料理と言えばこちら。そしてピッツァと言えばこちら。マルゲリータ・エクツェンツァ(1500円)。トマト、チーズ、バジルがマルゲリータですが、これは水牛のモッツァレラチーズにチェリートマトを使ったワンランク上のもの。モチッとした歯応えの後に来るチーズとトマト、最高ですね

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パスタからはおなじみ、魚介をふんだんに使ったペスカトーレ(1700円)。トマトソースを使ったロッソもありますよ(赤ワインの「赤」ですね。ちなみにこちらは「白」でビアンコ)。魚介のおいしさが絡む細めのスパゲティーニはもちろん、ゴロゴロの具たちもおいしくいただきましょう

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というわけでデザート......ここはイタリアらしくドルチェ、ですか。イチジクとクルミの生キャラメルタルトにカプチーノを(セットで750円)。この秋に熟したてのイチジクの甘味と酸味がいいですねえ。「デザートはいくつか種類がありますが、今日は秋らしくこちらを。セットは飲み物によって650円からありますよ」

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お料理にはこのワインを合わせては。左は白ワインで"アンペリオ"ランゲシャルドネ(4500円)。シャルドネらしいフルーティな味わいが料理に合わせてはもちろん、スイスイ飲み進んでしまいますよ。右は赤ワインでコルディサッソ(3500円。メーカーであるバンフィはトスカーナ州モンタルチーノに広大な土地を持つイタリアが誇るワイナリー。フレッシュな飲みやすさとミドルボディの飲み応え、飲んでいて嬉しくなる一本。ちなみにどちらもお値打ち価格ですよ、これ

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  エンタメ サクラ咲くサク桜丘   記:  2011 / 09 / 29

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