サクラ咲くサク桜丘
【桜丘ちぃっと散歩】"音"の道を行く
いろいろなところで書いておりますが、9月に入ってまだ暑いながらも秋の空気も感じるようになってきました。食欲の秋にはもってこいな桜丘ですが、なかなかどうして芸術の秋も揃っているのですよ。
今回のお散歩はそんな芸術の秋から、音楽をメインに行ってみましょうか。音楽の町でもありますよ、桜丘は。
1.まずは中央通りを下りていって、線路側に出る右側に見えてきますのが、おなじみなんでも揃う『一風堂』。ご店主の久保田勉さんが、当コーナーの登場一覧を見て「(飲食店から商店さんまで)たいていウチのお客さんですよ(笑)」と驚いたのも当然なくらい家電から雑貨、業務用ビデオテープにスポーツ用品まで揃っております。もちろんCDも置いてありますが、“音楽”ってのはそれだけじゃありませんね久保田さん。「元祖『すみれ septenber love』のバンド、『一風堂』は当店から名前を取ったんですよ」。昔ファンだったなあって方、ぜひともお出でませ!
2さて、『一風堂』を後にしてのこの通り。当コーナーでもいろいろなみなさんが出ていただいている通りなのですが、こちらにはギター屋さんを始め何店舗も楽器屋さんがあります。さて、そこで再び『一風堂』の久保田さん。「以前は当店はこの通りにもお店があったのですが、そのときから一緒に頑張っているのが『池部楽器』さんです。バンドの『一風堂』だけでなく、多くのミュージシャンが通ってらして、当店にあるサインはそんな近所の縁でいただいたものばかりですね」。桜丘には楽器屋が多いなあ……と感じるポイントのひとつです
3.こちらも桜丘&音楽の街のランドマーク『MUSIC LAND KEY』。1階のウインドウから眺めてもギターやアンプ、子供用?のような小さなピアノが目に入り、そして店員さんのイキイキとした姿が見えますが、この場所で音楽といえば地下1階にある『渋谷 RUIDO K2』。渋谷の2軒だけでなく、新宿や大阪にもあるライブハウスですね。開演前の入り口には音楽ジャンルによってさまざまなファッションの老若男女が集まっている様子は桜丘名物、と言っていいかも
4.桜丘に数ある楽器屋さんでも、その場所と佇まいで“坂下”とは別の雰囲気を醸し出しているのがここ『ウッドマン 渋谷店』。近所に某有名音楽系プロダクションがあったりする立地柄、国内外の著名ギタリストもやってくるというこのお店。うかがってみるとギター青年たちでこの日も静かな熱気が感じられました。「お久しぶりですね」と変わらぬ笑顔で迎えてくれたのが店長の山崎晴規さん。「ああ、せっかくだからお見せしたかったなあ、こないだまで1000万円のギターがあったんです。残念だなあ……」と言いつつ、山崎さんが手に取ったギターは420万円(笑)
5.『ウッドマン』から路地を入ってしばらく行くと、お、見えてきましたピンキーな建物(笑)。オーナーさんが音楽ユニット『ラムジ』の井上慎二郎さんの『ヒマヲイキル。』がありますね。大家さんの趣味という嘆美な階段廊下を行くと……わざわざ「怪しい店ではありません」ってありますけれども店長の加藤夏子さん! 「それがウチの持ち味ですから(笑)。たまには飲みに来てくださいね」。取材時にあった木のモチーフは引退しましたが、いまは加藤さんがフェルメールにコラージュされてる絵がみどころです。「誕生日イベントのときに頑張って作りました!」
6.インフォスタワーをなぞるように路地を行き、ある建物の軒下に隠れ家的に存在しているのがヴィンテージ・ジャズ・レコードとオーディオの店『Ours/Hours』。オーナー青木一朗さんが愛するレコードともに、打ち合わせなどにも利用できるサロン的な営業もしております。「最近はお客さんのオーディオを見に行ったりもしているので、電話で確認していただいたほうがいいかな」と取材時の言葉通り、出張中にうかがってしまいました。青木さん、また来ます。みなさまもぜひお問い合わせの上!
7.さて桜丘を回って戻ってきたのがインフォスタワー。実はここ、『ウッドマン』のところで書いた有名音楽系プロダクションが入っているのですね。たまにギターを抱えて入っていく人、みな緊張の面持ちなのはオーディション?的な。ちなみに、老舗音楽雑誌の編集部もこの中にあります。創業編集長は桜丘の最寄り駅と同じ名字を持つ有名音楽評論家です。ごぞんじ?
8.さあ、散歩が終わったら……最後は飲んで歌って帰りましょう……今日は『美華』か『LOUNGE CLUB jun』……と思いきや、まだ昼か……。あ、だったら『jun』の“昼カラ”で。なにやら日本で3本の指に入る昼カラ店、なんだそうですよ(笑)。いろいろあるよなあ、桜丘――
Tweet エンタメ : サクラ咲くサク桜丘 記:asobist編集部 2012 / 09 / 06