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アラカン編集長モンブランを行く!
ロックだぜイ!-1
2009 / 03 / 13
3月7日
伊豆大仁の城山でクライミング・マルチピッチに参加した。
ド恐怖の連続。途中4回ほど落ちて、まだそのアザが残っている。
1週前のマルチピッチでは、そこそこやれたんだが、難度が数段高かったのか、高度感に圧倒されたのか、惨敗な感じだった。
そのまた、2週ほど前にのゲレンデ練習では思いの他よくできて、大いに気をよくしたものだが、やはりクライミングは奥が深い!
なればこそ、ロックは面白い!
高度感がもたらす恐怖で日常では想像もつかないハイテンションにつかまえられる。
足のつま先から髪の毛の先まで、全ての細胞がはっきり覚醒する。総毛立つとは言うが、まさしく、全部がこう尖がってグワッと起立したような。攀じるという権化になって。
一昨年の冬には、そんなことに興じる向きもあるとは知ってはいたが、誰あろう自身がここまで夢中になるなどとは夢にだに思いもしなかった。
ただ「安全登山の基本はクライミングだよ」と聞いて、「ふーん、じゃ、行ってみるか」と気軽に出かけただけだった。ほんの昨年の4月のことだった。
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連載 : アラカン編集長モンブランを行く! 記:小玉 徹子