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アラカン編集長モンブランを行く!
入院の経緯-2
2009 / 06 / 05
「骨折」「即入院」と告げられて、その旨を家族に連絡、職場に報告を済ませて診察室に戻ると、状況は一変した。
「1歩たりとも歩くこと、まかりならん!」
即、ストレッチャーに乗せられる。
湿布薬をもらいにきただけのつもりだったのが、採血だのなんだの精密検査のために移動していくうちに、なんだかだんだんげんなり、ぐったり。MRIから出てきた時は、もうすっかり具合が悪くなって立派な病人に成り果てていた。「病は気から」とは、けだし真なり、なんである。
入院初日から2、3日は寝返りするにも難儀し、壁伝いにカニ歩きで用たしに行った。
その週末に脊椎保護装具ができてきた。これがなかなかスゴイ。
ターミネーターかサイボーグか?!な、ご覧の通りの仰々しさ。実際の装着時には金属部はストレッチ布地でカバーされているのが、むしろちーと残念。
メタルな方がかっこよくない?
いや、この際「なんもつけないがいいじゃん」は度外視。どうせつけるんなら精一杯「大変です」アピールできた方がよいではないか!
肩甲骨の位置あたりから蝶骨の上端の高さあたりまで、脊椎をしっかりガードしてくれる。
手術したわけでもなく、投薬があるでもなく、点滴をしなければならないということもない。「安静に」それだけなんである。ただただ静かに…
うーん、これがね~苦手なんだな~
「2週間は急性期ですから」
怪我による直接的な脊髄損傷は免れたが、骨折した周辺部の炎症如何によっては、漏血が脊髄に侵入すると、改めて手術しなければならい事態を招く可能性がないともいえない。
真横に折れ、本来ひとつだった「部品」は上下2個になり、きわめて危うい状態で辛うじて積み重なっている。要らぬ衝撃が加わって、するっと滑る。もしくは二つの部品がどちらかの端を起点に開く、ということになればまた非常事態と説明を受けた。
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少し書いては一休み。まだ長時間PCに向かえない。腰のあたりが重だるくなるし、だいち根気が続かない。
最低1ヶ月は入院だというから、当分の間は「連載」も「blog」も「病院日記」ということになる。還暦誕生日は「シャモニーでシャンペン!」を楽しみにしていたが、どうやら退院できていれば「御の字」ということになった。
「不良患者行状記」を含め、回復→リハビリ→再トレーニング。そして1年後のモンブラン登頂まで「連載」及び企画は延長・続行の旨、改めてお知らせし、読者の皆様の変わらぬご支援をお願いいたします。
協賛・協力を承諾いただいた「石井スポーツ」様には、その意にご理解をいただき、引き続きご支援をいただけることになりましたことを心より感謝いたします。
*Blog「日々楽観」はこちら…ただいま、ほぼ「病院ご飯日記」と化しています。
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連載 : アラカン編集長モンブランを行く! 記:小玉 徹子