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アラカン編集長モンブランを行く!
龍王岳・東尾根-2
2010 / 07 / 30
7月20日
朝8:35室堂山荘発
目の前の雪渓を登っていく。メチャメチャ頑張って歩くんだが本郷さん、Oさんと私の距離が見る間に開く。心臓バクバク、呼吸はぜいこぜこ。
09:11一ノ越乗越し
少し先へ行ったあたりから沢へ向かって降り、ふた筋ほど雪渓を渡って龍王岳の東側尾根すそへたどり着く。
ひえーッ!!!
ギザギザと切り立った岩尾根はまるで怪獣の背中のよう。あのギザギザをよじ登っていくかと思うだけでゾワゾワ~
わずかでも風が雪渓を渡って吹き上がってくればいいんだが、ほとんど無風。天気は上々だから照りつける日差しにあぶられて猛烈に暑い。
本郷さんがすいすい行く。
「ロープ一杯です」
なんか、ロープを出しはするが、ビレーとかしてないんだけど…
「どーぞ」
「ホンチャンは初めて」といったわりにOさん、元気な登り。「それなら私も」と張り切ってスタートしたが、なかなか、どうして!ウルトラ・ド・キンチョ!!!
こ・こ・こわい~
ちょっと迷うと、すぐに上から「どーしたッ?!」と檄が飛ぶ。
2時間ぐらいのクライミングで腕は張ってくるし、脚もガコガコしてくる。
11:30山頂
雪の残る峰峰を渡ってくる涼風に吹かれ、喉を鳴らして水分補給する。
爽快!!!
ガコガコしかけた脚で下山。不規則な岩ゴロゴロ道はまだしも、スキーの練習ができるほどの雪斜面をアイゼンをつけずに降りるのは案外シンドイ。フラットフィッティングでスルリスルリといきたいところなんだが、ワラワラな腿の筋肉がストッパーの役目をしてくれない。
「シャーッと行っちゃいたいな~」
何度、雨具のパンツをはいてシリセドーして降りたいと思ったことか!
12:05下山完了
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連載 : アラカン編集長モンブランを行く! 記:小玉 徹子