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アラカン編集長モンブランを行く!
「アラカン編集長モンブランを行く2011」開幕!!!
2011 / 03 / 17
「なんでそんなにモンブランにこだわるの?」
年が明けて何度か同じ質問をされてすぐには応えられなかった。なんだかただの「悔しがり」の「負けず嫌い」かもしれないとも思えたから。明確な答えがみつからないまま「モンブラン、行きます。マッターホルン、行きます」とは言い続けた。
昨シーズンまでと今シーズンの決定的な違いはアイスクライミングのトライ。もう何回、どこでやったか咄嗟には言えないくらいあっちこっちにでかけた。透き通るようなミントブルーの氷柱を攀じ登るのは、なんとも言えずチャーミングで、無限にも近く悠然とした自然のパワーの前の蟻虫にも満たない人間存在の「非力」と同時に、どこまでも飽きない、貪欲で粘り強い人間の「底力」を感じ入った。
3月に入ったある日、どこでだったか…どこかの山小屋だったかテントの中だったか、記憶が定かでないが、また、本郷さんから同じ質問をされた時、我からもびっくりするほどスルスルと答えが口からほとばしり出てきた。
こうして雪山にいることも数年前の自分からすれば「夢」のような話。氷柱を攀じるなんて「夢のまた夢」。今ここにこうしていることの大きっかけは、やはり「モンブランに登る」という夢を見たこと。そのために動いたことだった。つまり「夢」の「夢のまた夢」のそのまた大本の「夢」がモンブランなんだから。その夢の途中で拾ったのがマッターホルンだったのであり、大きなオマケだったのがヒマラヤ・ヤラピークだったのだから、と。
ってなわけで…「まだまだ体力不足。登頂成功率は体力20パーセント、スキル40パーセント」と言われても、元気にノーテンキに「えいえい、おー」なんであります!
現時点において本郷チームの「モンブラン」「マッターホルン」登山は既に8月後半時期に催行が決定している。ついでにいうなら「アンナプルナ・ピサンピーク6092m」も催行される。なんやかんやで、なんかくっついて行っちゃいそうな予感も…
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連載 : アラカン編集長モンブランを行く! 記:小玉 徹子