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編集長!今日はどちらへ?
桜咲いたか?河津の桜!!!
2012 / 03 / 14
2月29日
なんでよ〜ッ!
よりによって「桜」の取材に出かける日の朝、外は大雪!予報では聞いてたけど、ここまでとはッ!いつ止むともなく、しんしんと降り続けている。
いくら4年に1度の2月29日だからって、そこまでスペシャル感いらないし!!
ってなアタシにしては数年ぶりの水平移動取材旅のとんでもない幕開けだわ。
「さすが伊豆半島!だね」
「暖ったかいっすね」
カメラマン・尾崎とともに、熱海で新幹線から伊豆急「踊り子号」に乗り換え、河津の駅に降り立てば、雪はおろか雨もとおに降りやみ、なんだか風さえ生温かい。
で桜は?
ま、ね〜、咲いてないとは聞いててよ。たった今朝のテレビで話題にしてたさ。ここのところの天候不順で、例年より大幅に開花が遅れて、河津町商店会の面々、顔面蒼白とかね。期待はしてなかったよ、確かに。
しかし、ほとんどがまだ、硬いつぼみで、2輪、3輪数えるほどポツポツしか咲いてないのを目の当たりにすると、やっぱり切ない。
紅白ならぬピンク&白の宴幕、桜づくしの土産物店だの、法被姿の観光案内ボランティアおじさんたちだの、街中「桜尽くし」の装いがただただ「空」を誘う。
まあ、この樹は5分咲きぐらいかな〜
商店会の苦慮で開花促進剤を投与された3本だけは満開、ってのも「なんだかな〜」とはいえ、背に腹は代えられず「上手く撮っといてね〜」「写真は嘘つき理論満載ね」とか「腕にかかってるよ」とかさ。
まずは海っぺりに向かう。そこそこ海風があるのに、ぜんぜん寒くない。寄せる波、返す波、防波堤に砕ける白い波頭。群れ飛ぶカモメ。砂浜に打ち寄せられた無数のアマナツ?ミカン?!春の海風情だ。
♪〜カモメーガトンダ〜♪っと
海岸ぺりから河津川沿いを峰温泉まで歩く。4kmにまで及ぶ桜並木。桜のトンネル、河岸の菜の花。咲き揃えばきれいだろうな〜
しかし水平移動も結構、疲れるな〜!
あっちこち写真撮ったりしながら、ぶらり歩きだったから峰温泉「菊水館」に着いて、ひと風呂浴びたら、間もなくご飯にありついた。
宿は特になんてくなく、むしろ「なんだかな〜」的だったが、ご飯はなかなか。
3月1日
宿は取材先の製菓店「港月堂」さん(BigUpに登場)と、つい目と鼻の先。そしてお約束は午後の2時。
*「港月堂」さんはBigUpに登場いただいています。
ゆっくり起きて、まずはひと風呂して、ゆっくり朝ごはん。
「朝から、こんなに食ってもいいんだろか」
とか言いつつ、あっさりペロリ平らげた。
ゆっくり、リミットぎりぎりにチェックアウトしても「大噴湯」吹き上げまで30分はある。「大噴湯」も宿の目の前。あたりをきょろきょろしても余裕。
*大噴湯」は大正15年から絶え間なく源泉が噴出しており、轟音を立てながら地上30mの高さまで熱湯を噴き上げる。
宿にとって返し、タクシーを呼んでもらって「河津七滝」を見に行くことにした。
昨秋の台風で大規模な土砂崩れと巨岩落石にともなう通行止めで、7滝全部は見学叶わず、滝と滝を繋ぐルート歩きもできないとのことで、入り口でタクシーに待ってもらって、見られる滝だけみた。
釜滝
初景滝
出合滝
それでも時間が余ったので、いったん駅に戻り、土産物屋を覗いて「吊るし雛」だのご当地菓子や、もちろん桜尽くし系土産物だの入手もし、タクシーの運転手さんお勧めのご飯屋さんでお昼したり。
金目の煮魚定食。普通で言ったら3切れ分ほどあるデカ切り身。
旨し!!!
河津の隣『稲取』の漁港は金目鯛の水揚げ日本一だからね〜
取材を済ませて再び乗車した「踊り子号」は当然「爆睡車」。
やれやれ〜
*河津町桜祭りは2月5日から3月10日まで開催の予定だったのが、開花が遅れてたために18日まで開催に延期されました。
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*Blog「日々楽観」はこちら…
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連載 : 編集長!今日はどちらへ? 記:小玉 徹子