編集長！今日はどちらへ？

クライミング・ミラクル ―カリムノス島・ギリシャ編NO.5 ―

2014 / 02 / 24

12月5日（15POCKET WALLエリア）
それまでは宿泊しているホテルから徒歩圏内のエリアだったが、この日は前もって知り合いになったタクシードライバーに行き帰りを頼んでおいて、少し離れたエリアへ遠出した。
まずまずのお天気で暖かいし体も伸び伸び、テンションも上がってやる気満々！

午前中5c（5.9）、 6a（10a）、 6c（11a）、午後から6a（10a）を3本、 6c（11a）。
うち午後の10aの1本はフラッシング！イエィッ！！！

「リードしてみる？」
「え？はい！」
予期せぬ提言。篠原さんが登っているところをよく見ていなかったから、ほとんどオンサイトに近かっただけに、登り終えて大満足！ウレシ〜！！！

PUMP2での週1回のスクールは2クール目に入っており、週1回のスクール以外に、週1回のインドア・ロープもしくはボルダリングの自主練習、週末のクライミングや山行、それに原則週1回のジムの筋トレを合わせると、相当の鍛錬量。なかなか計画通りにできなかったりもするが、極力「そのように」を心がけてきた成果には違いない。

やれば、それなりに効果が上がる。やらなければとことん落ちる。これは怖いぐらいに落ちる。だから、気が付けば強迫観念に追い立てられるように週末、山や岩の予定を入れてしまっている。
時々、ほとほと疲れが出て、くたばってしまったりもする。そんな時はもう、何もかもほり投げて「もう、やーめた」宣言をしたくもなる。けれどその都度、なんとか思いとどまる。歩き続ければこそ、へたれでも、なんとか歩いていられるが、一旦足を止めたら最後、また歩き出すのは困難至極。もしかしたら止まったら最後。立ち上がるのもできないかも知れない。もうそういう歳に来ていると知っているから。やっぱり、すっかり止まってしまった「自分」はイメージできないから。だから、やっとの思いで踏ん張る。そういう時も往々あるのだ。
そんなこんなを越えて手にできた外岩10aのフラッシング。だからチョー嬉しいのだ。そして続けていれば、そのまた先もあるかもしれないと空に顔を向ける、なんてミラクルを期待するところにいられる、そのこと自体が嬉しいのだ。

11aは午前午後の2回ともギブ！
うーむ！無念じゃ〜！！

晩めしは前日と同じ港エリア。篠原さんがようやくホテルのオーナーと顔を合わせることができたと思ったら、宿泊費をカードで支払えないということで、急遽港エリアのＡＴＭへユーロ―両替に。

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