編集長!今日はどちらへ?

思いがけない6月の......ハピークライミング!!

2014 / 07 / 28

datin140728_04.jpg 6月1日、2日。一ノ倉南陵、マルチピッチ。
前回山行から12日を経過している。ほぼずっと毎週末毎に山行をスケジュールしていたことからすれば「12日も」開いたのはよっぽどのことだった。

5月連休の北穂東稜「3回死にましたよ」山行から3回の富士山未登頂で、すっかり自信を無くし、メンタルはどよどよで「何かも嫌!」状態より、なにより身体の倦怠感が強くてどこかへ登りに行こうなどと言う気にもなれなかった。
そこへ以てきて折しも、ボルダリングジムRock&Wallは6月28日の1周年記念を控えての前哨で、コンペの予選も終盤を迎え、スペシャルイベントの準備に大わらわ。当然率先垂範すべきなわけで、週末毎の山は封印。南陵はずいぶん前から申込み料金も払い込み済みで、だから実はキャンセルするのさえ面倒だ、ぐらいの気分。
谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南陵。日本三大岩壁の一つに数えられる谷川岳一ノ倉沢の内でもフェースクライミングの入門と言われるのが南陵で、「クライマーなら一度は登ろうよ」なノリにつられて早くから参加表明していたのだった。

6月1日:土合山の家泊。
6月2日:土合山の家→一ノ倉沢出会い→南陵テラス→終了点→6ルンゼ下降→南陵テラス→一ノ倉沢出会い→土合駐車場

6月2日
02:00時起床、03:00時出発。
04:00一の倉沢出会い
足場のよい出会いでアイゼンを装着して雪渓に向かう。夜明けまでまだ幾ばくか。不規則に凸凹した雪面はガチガチなスプーンの連続、傾斜がさほどでないのがありがたい。
テイルリッジでアイゼンを外すころには夜が明けてきた。

datin140728_01.jpg 07:00南陵テラス着
テラスには2人ずつ3パーティーが居合わせた。前に1パーティー、後からが1パーティー。クライミングシューズに履き替えて、アプローチシューズやアイゼンなど余分なものをデポして登り始める。

datin140728_02.jpg もしかしたら、このチムニーの1手目が最大の核心かもしれない。前のパーティーも抜けるのにちょっとばかし時間がかかっていた。あとは素直なルート。天気が良ければ快適クライミングだっただろうが……

datin140728_03.jpg *写真はほとんど篠原ガイドからいただきました。

12:00南稜テラス戻り
14:00一ノ倉沢出合戻り

一ノ倉やれてよかった〜!
「えっ、一ノ倉登ったことがないの?」そう、よく驚かれた。今度は中央カンテ行きたい。南稜テラスから見える中央カンテ、かっこよかった!

「申し込んだから、ショウガナイ、行くか!」なノリででかけた。自信喪失でドヨドヨ する胸を抑えつつだった。
が……
終わってみれば、待ち時間を差し引けば9時間弱の行動が、不思議とそこそこしんどくなくやれたとはいえ、「今日は合格ですね」と言われても即座には信じられなかった。
帰りの電車の中でじわじわと嬉しさがこみあげてくる。何が幸いしたのか考えるに、「無理し過ぎたのかな?」とは思った。
8月のヨーロッパ、9月のヒマラヤを目指して「頑張らねば!」が高じて、スケジュールを詰め過ぎたかもしれない。毎週、ともすると次の山行との間が2、3日も珍しくなかった。
「そうか、疲れてたのね、ワタシ」
残念ながら、気が付けば、やればやるほどボワアップできるワタシではなくなってたということか。「寄る年波」ってヤツ?! ただただ歳のせいにするつもりもないが、自分を客観視することも必要なんだな〜
「甘やかさないように、酷使しないように」
これは案外厄介な課題かもしれない。なぜって、いつもいつも実力よりちょい上のことがやりたいんだから、やっぱり「無理も承知」と頑張っちゃうんだよね。

ともあれ、ちょびっと自信回復な一ノ倉南陵登攀だったことよ〜


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