トリウンフォ広場にあるアルカサルの赤い門。広場の逆側に壮大なカテドラルはある。
こぐれひでこの「いただきもの日記」
セヴィージャの街 (2)
アルカサルの庭園は緑豊か。歴代の王たちが散歩した道を、木陰を探しながら歩いた。
アルカサルの内部はひんやり、そして静か。この宮殿はムデハル様式の代表例といわれているそうだ。ムデハルとは、キリスト教徒の統治下にとどまったイベリア半島のイスラム教徒。また、そのイスラム文化とスペイン・キリスト教文化との融合した文化を指す(と、広辞苑にありました)。なるほど、です。
観光名所が集まる広場なので、観光用の馬車がたくさん客待ちをしている。
カテドラル外観。1世紀をかけて完成したこのカテドラルは、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂についで世界第3の規模を誇るそうだ。
カテドラルの内部もすごい。ともかくともかく、大きさだけではなく、そのすべてが絢爛豪華。ことにアッと息を呑んだのは、黄金色に輝くこの祭壇。巨万の富を生み出す都市であったことが実感できる。絢爛豪華もここまで徹底的にやってくれると素敵だ。