環状道路に面した場所に、カルメンが働いていた(ビゼーのオペラの話だが)タバコ工場が、昔のままの姿で(多分)存在する。現在はセヴィージャ大学。タバコ工場で働く女工たち(カルメンのような)の逃亡を阻止するためだったのだろうか...とやけに気になった。
こぐれひでこの「いただきもの日記」
セヴィージャの街 (3)
タバコ工場跡から環状線を越えると、美しい半円形の広場を持つスペイン広場がある。1929年建造と、この街にしてみれば新しい建造物だけれど、その規模、広がり方、細かな装飾、なんともはや美しいものだ。
建物には長い回廊が続いていて、内部は官公庁のオフィスがある。いやはや、この壮大さ!スペインの底力を思い知らされる。