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<タビに出ます>
先日でギャラリーa も終わり、この春夏がすべて終了しました。ほっとする間もなく次のシーズンに向けいよいよ始動。かえって緊張感が増す時期に入りました。いつもこの繰り返し。いったい、いつ本当に息が抜けるのか・・・。
でも今年は少しパターンが違います。8月にチョット、タビニデテキマス。夏なんてまだまだ遠い先のことと思っていた春先に急に決めた旅。それはmichikoさんとの何気ない会話から始まりました。
ナニナニ?ふ〜ん、それは面白そう。行けちゃうかも?!行くべし!
秒刻みで頭の中を電波が走り、電話を切った時にはほぼ決心。あ、何だかたいそうな冒険旅行に聞こえますよね。いえ、なに、その、ちょっとそこまで。スウェーデンに10日程。旅らしい旅なんて本当に久しぶりで、つい浮足立ってしまいました。あは、久しぶりにパスポートもとってしまいました。ちょっとー、顔写真にやけてない?丁度髪が伸びていて、若づくりになってない?10年後までこの写真だヨ。
この度の旅行は花阿彌(http://www.hana-ami.co.jp/)という花のアートグループの企画です。代表のガビさんはドイツの方。自身の足で歩いて決めてきた1つ1つの行先は初めて聞く、そして旅行会社でさえ知らない所ばかりです。美しい苔の森を歩いたり、湖の中もジャブジャブ。電気も無いコテージ。うまくすればTree Houseに泊まったりも。スウェーデンのお母さんにグラス(草)アートを教わったり、今年スウェーデン王女が結婚式を挙げるWij Gardenで、ノーベル賞祝賀晩餐会会場装飾のカイさんからミニレッスン。レッスンと言っても私にはお遊び。子供のころよく読んでいた”やかまし村”シリーズの絵本や本がありました。(なぜか誰に行っても通じない?!)私はあの世界にきっと会えるのではと確信しているのですが。
この旅で何かを得て帰って来るのでしょうか?私は特に何かは期待をせずに行きたいと思っています。
”海は物欲しげなものや、欲張りや焦っているものには何も与えなくて・・・我々は海からの贈り物を待ちながら、海辺も同様に空虚になってそこに横たわっていなければならない”
リンドバーグ夫人の”海からの贈り物”の言葉を思い出す。何か直接的に役に立つものやヒントを探すのではなく、私はそこにいることを楽しみに行きたい。私の今の生活、私だけではないと思いますが、そんなことはなかなか許されなくて、生活の中で細切れにちょこっとそんな瞬間が与えられもします。それはそれで大切な宝物をみつけた喜びとして貴重なのですが、これが10日間連続となると、それこそ旅の様な一種の”隔離”状態でないと私には無理。心や頭の引き出しを全開にして行って来たいと思います。いつか何かの形になったり、思わぬ何かと結びついたりして出来ることもあるかもしれませんね。
旅から帰って来ると、何と数日後には秋の第1弾である銀座松屋が始まります。ボケている間もアリャセン。どーなるんでしょ。
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