これが Momi Style

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<イロイロ考エル>

朝、ついていたテレビを見ていたらある人が言った。”夢は追いかけている限りかなわない”どういう意味だろうか。追いかけるのではなくて追い抜けということ? ”夢”とはかなえられないということらしい。途中で死んでしまうから。かなってしまったら夢ではないのかも。目標とは明らかに違う。
 
私の夢は何だろう。つくるもの、つくるもの大当たりで手が間に合わず、大勢の人を使って指示しまくり、世界中からのオファーに対応しきれず嵐の様な日々! カリスマビジュ作家は外出にサングラスで帽子が手放せず、夢は好きに買い物がしたい! はたまた遂にビルを建てるか。トテモカナイソウニナイ。

p142_1.jpg 夢に見るのは自由。でも何だかナー。あまり楽しそうでない。もともと好きで作り始めたもの。楽しめなくなったらオシマイ。じゃ、楽しむって何?趣味が最も楽しめる?これも少し楽しみの在り方が違う気がする。つくり出す楽しみ、ただ作っているだけではなく時代性や季節、その素材をどう見せたいか等々を考えこねくり回す楽しみ。素材との出会いの喜び、技術的な満足感。それらは”買って頂く”という嬉しさの答えにつながっている。買って頂く、ということはお互い真剣勝負だ。食うか食われるか。いえ食べたりはしません。でも、そのものとついてる価格と自分の必要(あるいは必要でなくても?)のバランスがとれていると思って下さった時、買って下さる。それは人によって少し違っていて”価値観”の違いだと思っている。

プロフェッショナルという番組がある。最後に”プロとは?”と毎回質問が出される。いつもナルホドと思わされる答えが語られてきたが、私は単純に思ってしまう。”プロとはそれで食べていること”そーゆーことではない!のかもしれないが、少し乱暴に言ってしまうとそーゆーことだ。これをもっと知的に言った人がいた。「与えられた時間と材料の中でベストを尽くすしかない。そこで満点を下げてでも最後までやりぬくかどうかが、職業人とそうでない人の違いでもある」この言葉の意味が少しわかって来たようなこの頃です。今更ですが。

p142_2.jpg michikoさんに”この人はプロですから”と言われるとひどくウレシイ気がする。プロであることの真剣さと同時にシロウトであることも大切にしたい。身につける側としての純粋な、あるいは単純な気持ちはつくり出す上で最も大切な要素だと思う。ただそろそろ、それが必ずしも自分自身ではなくても理解できる様にならないとイケナイ・・・のだろうか。










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