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<広島スタート編>
広島から帰って来てしまいました。
"1週間と1日"、というちょっと変則なイベントの期間中、あちらへこちらえと相変わらず忙しく過ごしてきました。
食い倒れツアーはいつもyasuiさんからの電話を合図にスタート。
遠くから忙しいスケジュールを調整して、初日にいらして下さいます。
広島の計画を軽く打ち合わせるお電話。今回は珍しく広島に入る前にかかりました。
楽しい予定組と共に悲しいお知らせも耳にすることに・・・。
マダム・ジュジュブのママが旅立たれたのです。
越路吹雪張りのカリスマ性あるママは80を過ぎてなお、お店に立ち続け何十年とご常連をひきつけ続けて来ました。
前回伺った時は、ご常連が揃っていて圧巻!カウンターから目配りするママの幸せそうなお姿が印象に残っています。
あの空気感が素敵でカメラを向けたかったのですが、シャッターを切る勇気がありませんでした。
悔やまれるなぁ・・・
8月にはあのお店を閉じるそうで、今はマスターがその準備をしつつお店を保っています。
次に来る時はもう無いのだと寂しい気持ちで、長い年月をかけてつくり上げられた空間を心に刻みました。
今回は久しぶりに、忍茶屋へも行きました。太地喜和子似の女将さんがテキパキと切り盛りしています。
相変わらず飛んで来るキビシイお言葉。でも何だかみんな嬉しそう。
私はグラスの持ち方を怒られましたぁ。
お料理の合間にキュッキュッと美味しそうに飲んでいるのに吊られて、私たちも挑戦。
ブラックベルベットというそうです。
マリリン・モンローはこれしか飲まなかったという超ドライなシャンパン(名前は忘れてしまいました)と黒ビールが1対1。 スマートなグラスに注いでおしゃれにいただきます。いいじゃないの。
女将さんは仕事中、これしか飲まないそうです。割烹着にブラックベルベット。
粋ですねぇ。
初日に必ず顔を見せて下さるシャーリーさんも何やら抱えて登場です。
あらあら、一抱えもある百合。これを下さるというのですか?
ホテルは殺風景だからお花で飾りんさい。飾りんさい!といつも持って来て下さいます。
今回は私も持って来ましたよ、ポータブル花瓶を。
しかしこれは量が多い!明け方"ジャー!"という音で目が醒め、一瞬???。
あー!花が倒れて水が床にぶちまけられてしまいました。すんません。置き方が不用心でした。
徐々にほころんだ花は鉄砲百合。これだけあると圧巻!
美しい花は部屋の空気をノーブルに変えてしまいます。
いつもと変わらずありがたく、うれしいスタートの広島なのですが、今回はどことなく心に思うところあり。 ちっとも進まない復興に追い打ちをかける様に原発の再稼働が決定され、みんなの怒りと悲しみがこの国の空気を重くしています。
東京でも毎金曜にデモが繰り返され、参加者もどんどん増えて万単位となっているというのに殆どメディアに載りません。
何かがヘン。
偶然話題に上がったレモン。ここ広島にある無農薬、ノンワックスのレモンが美味しそうな。
と言っていたら、広島瀬戸内町のが特に!と地元の方のオススメ。
更に岩城島のも、というお声。出て来るなぁ。
今回は初めて入った世羅の大地というお店(やはりyasuiさんおすすめ)。
世羅町のお野菜や世羅みのり牛を、鉄板焼きで味わうお店です。
その1つ1つのお味の際立って美味しいこと!
安全で美味しい食べ物は体の隅々にまで巡ります。
お皿の上のものは全部いただきました。
つづく。
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