広島あれこれソレ - これが Momi Style

これが Momi Style

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＜広島あれこれソレ＞

広島の食い倒れを思うにどうしても外せない所…
（私たちが社食と勝手に命名している拍拍飯店を除いてですが）
何処も外せないのですが、伺う回数からしても行かない事なんて考えられないお店の一つは"なかもと"でしょう。

イベントをしている三越と道一つ隔てた夜の街にあるお寿司やさん。その筋の方々が引いた8:00過ぎが狙い目です。
清潔感溢れるカウンター越しに隅々まで目配りし、笑えないジョークを飛ばしながらホロリと来る芸術の様な逸品。いえ、食べ物に芸術と言うのはどうなのでしょうか？しのごの言わずに旨いか旨くないか？
旨い！もちろん。
季節、今日のネタの状態、好みを見渡しながら少しずつ変えて絶妙な一品がフワッと目の前に置かれる。
じっと目で見、スッと口へ。
シアワセ〜
カウンターでお寿司なんて贅沢は10年早い！ですが、此処へ来るとどうしても足が向いてしまいます。広島も同じ¥の街なのですがね。何だか外国に行った時の様に感覚が変わってしまうのでしょうか？

満足のお腹をかかえてテクテクHOTELを通り過ぎ、向かうのはロペラ。
ロペラはカフェバーです。この所見なくなったカフェバーですが、地方には結構あります。この様なお店は私にとって都合の良いお店でもあります。
アルコールがメインなのですが、美味しい珈琲やちょっとした気の利いた美味しい物を食べさせてくれて、それがかなり遅い時間まで開いている。ありがたいデスね。
ついつい足がここに向き、今日の反省をするのが習慣になってしまいます。
いつも広い空間の壁にDVDが投影され、ドラマティックな演出を盛り上げています。この所、私がハマっている英国ロイヤルバレエ団の"不思議の国のアリス" は此処で見たのがきっかけでした。
此処の"ちょっとした物" が美味しいのですね。スウィーツ専門店で出て来ても引けを取らない手のこんだ色々。
今回初めて分かったのですが、外部にパティシエがいてつくっているそうです。最終日、社長がささっと包んでくれたアルミホイルの中には、ただ物で無いオレンジピールや胡桃の何やらまぶしたのやら。今度はちゃんと写真に収めてみよう。

ロペラの心尽くしやら、yasuiさんからの紫陽花やスモークツリーの鉢植えやら暖かくて少々おジャマで嬉しい荷物を抱えて、帰りは直島に寄り道。
アートの島として海外にも名高い島ですが、なかなか行くチャンスがありませんでした。
本当は3日位のんびり滞在して島時間を楽しむのが良いのでしょう。午後に着いて翌お昼には発つという慌ただしさ！それでも宿のご主人が的確なアドバイスをくださり、何とか要所要所は押さえたつもり。
一つ一つのアートを楽しむと言うより、自然との関わり、その存在感や時の移ろいの中に身を置き楽しむ、そんな島でした。

高級なベネッセに泊まってセレブな島巡りも良いですが、今回は"おばあちゃんち" みたいな何処か懐かしい民家に一泊でした。
この島の民家は焼いた杉（？）の壁、道路ギリギリに建ち奥行きある家屋と中庭、そして多くの家が門にのれんを掛けて緩やかにプライベートを確保している様が素敵でした。

次回は…
ちゃんと計画を立てて、ゆとりを持って… あちらこちらで立ち止まったり、ぼんやりしたり、クルージングや他の島へも行ったり…?
今回も、後ろ髪引かれつつ島を発つ事となったのであります。