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<只今、夢中>
只今、オニの様に彫金しています。
コレばかりは早めにスタートを切らないと決して近道は無いし、ごまかしがききません。
そして何より興味津々の技法、" サティナート" に夢中なのです。
サティナートはイタリア語でサテンの意味。
布地のサテンからイメージされる細やかなテクスチャーを鏨(タガネ)でひたすら彫る技法です。
つや消し加工や、所謂サテン仕上げは墨やサンドペーパーなどで表面をこすってテクスチャーを付けますが、サティナートはとても技術と根気の要る仕事でこれを綺麗に出来る職人さんは非常に限られます。何と言っても細い細い溝を均一に彫り続けて面積を埋める仕事です。ちょっとのズレが直ぐに分かってしまい、柄に見えてしまいます。和の柄である小紋と同じですね。無地に見えて実はとても凝っている粋なものです。
サティナートを施すと金の場合、華やかだけれど品の良い感じになります。
プラチナやホワイトゴールド等は細やかなのにギラリと、とてもクールな表情になります。
全く違う顔になるのが面白いところです。
更にサティナートの上に柄を彫るとアンティークの様。
彫金の仕事は分業の世界で、それぞれに技を極めたプロが仕事をします。
私の場合、彫金はまだまだ極めたとは言えないのですが其れなりに自分のイメージを追いかけて形にし、職人さんにバトンを渡します。それが手元に帰って来た時の驚きは何度やっても新鮮です。惚れ惚れと眺めます。
つくればつくる程、"ものづくりモード" にエンジンが掛かるタイプの私は只今 彫金に夢中。
貴金属屋さんではないのでコレばっかりやっていないで、違うこともしないといけないのですがね。
やっぱり光り物、キライじゃないなぁ。
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