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<夏なのに...、秋なのに...>
8月の中だというのに、何だか凄い天候です。
暑いのは辛いけど、こう梅雨みたいな雨続きで涼しくて湿気が多いと滅入るー。
頭を "秋が来た!" と騙すには好都合ですが。
秋のスタートはもう目前。気を取り直して秋を迎え撃ちますよ。
この秋は何故かサンゴ。
サンゴと言えばトルコ石と並んで夏らしいとされる石です。
そんな事言うのは日本人だけ、などと石屋さんには言われますがそこは日本人、ものに季節感を求めて当て込む習性は持って生まれたものです。
そこを敢えて秋に持ってくるとは急にどうした事でしょう。
自分でも確固とした理由は見当たらないのですが、恐らく色なのでしょうね。
別に枝っぽいところを使わなければ、色と質感ですから。
同じサンゴの赤でも深い赤や、バーガンディを合わせれば秋の香り高い組み合わせとなります。
私は赤の中でもイタリアンレッドと呼ばれる明るい赤が好きです。或いはもう少しまったりとニュアンスを加えた トマトレッド…これはもしかしたら私の造語かもしれません。
普通何故か赤は黒に組み合わせられることが多いのですが、これもあまり好きません。
赤は白に合わせるのが好き! 朗らかでスポーティな方向に持っていきたいのです。
サンゴも色々ありますが、とりわけ サルディニアコーラルが好きです。
明るい赤からオレンジにかけての色バリエーション。
イタリアのサルディニア島沖でとれます。
サルディニアを調べると、昔はサルディニア王国とやらがあった模様。
今でもバカンスのホテルやビーチがあり、ちょっと行ってみたくなる島ですが。
珊瑚と言えば先ず頭に浮かぶのは血赤珊瑚と言う真っ赤な珊瑚。
宝石珊瑚の代表ですが、お値段も全くついて行けない…、と思います。
と言うか、買ってみようと思ったこともないので正確には分かりません。
お高いだけあって、高価でオーソドックスなジュエリーにつくる様、既に加工されてしまっていてピンと来ないのです。丸玉など凄みがあって惚れ惚れするのでしょうが、丸玉ではねぇ。
で、サルディニアなのですが、こちらも立派に宝石珊瑚の一種です。キメが細かいのか、トロリとした美しい肌。でも可愛い!私でも入り込む余地があります。
サンゴのジュエリーやアクセサリーはお決まりのスタイルが多いですね。特にジュエリーはヒドい。 昨年のトルコ石もインディアンジュエリー スタイルに縛られた物から脱却したいと思ってつくりましたが、珊瑚もそうなのですね。"珊瑚" と漢字で書くと尚、古く見えてきます。だから敢えて サンゴ。
考えると、真珠もそういう部分が多い。
だからそこに私が何か考える意味があり、楽しさがあります。
こんなに素敵な素材が勿体ないのです。
素材はモノづくりの原動力。いつだったかそんなつぶやきをしていましたっけ。
可愛いサンゴに背中を押されてがんばりまーす。
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