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<20年目スタート!>
20年目ANNIVERSARYのスタートイベントである ギャルリーワッツ個展が終わりました。 20年目はここより1年間続くのですが、何だかんだすっかり終わった気分。
いえいえ、今は です。1つ終わると意識して前を向かないと引きずられてしまいます。 あれこれ20年分に思いを馳せ、引っ張り出して “あれまー!” と言いまくり、引っ張り出したあまりのゴチャゴチャに“このまま行くしかない” と宝探しディスプレーを決行。 いらして下さった皆さまと、古くからの方々とは懐かしんだり自慢しあったり。近頃参戦の方々には呆れられたり。
実にディープな6日間でした。
20年前につくったものも、昨日つくったものも同じように皆さまに楽しんで頂けたのは嬉しいことでした。20年前のものも生きているということですから。
出来ることならアーカイブ展なんげ出来ないくらい、みーんな誰かのところへお嫁に行って幸せになってほしい。寂しいですけどね。でもそうもいかないのでこんな事も出来ちゃうのですが、繰り返しつくっているものも何時迄も出来るわけではありません。素材がなくなったり、手や目が追いつかなくなったり。当たり前なのに、その不安はいつも付きまとっています。
20年の次は30年、40年? (コワイですねぇ)
ずっとは無くてその内、回顧展?! (どなたか開いて下されば)
アーカイブと言いながら、次へのステップとしてトライのものも今回つくってみました。 この頃復活したポケットブローチ。スタイルはここから来ているのですが、発想としては水彩画の様にサッと刷毛で塗った様なもの。生地そのものにかなりの手を加えて色の滲みを追いかけてみました。大好きな絵があるのですが、出来上がった時、その世界に似ていて自分でも驚いてしまいました。そして妙に納得。
今回はまだ発展途上な感じでしたが、以前からつくりたいと思っていた “役に立たないもの” の入り口なのかもしれません。 (Vol.215 役に立たないもの)
今回の展示は “20周年おめでとう” と言っていただく会ではなく、20年ありがとうございます の会です。そして一緒に振り返りながら私はまた次へ! どこかに小窓をこじ開けてその先に何が有るのか片目でだけでも覗いてみたいのです。 皆さまへお渡しした ”今の気分“ はこんな感じでした。
「気づいたら20年目に突入。あまり振り返ると前に進みにくくなる気がしていましたが、今回ワッツと共に歩んだ20年を皆さまと一緒に眺めてみることにしてみました。
ある意味、こんなに様々な素材、色々なものをよくもまあつくって来たという感じです。いつも新しい素材を探し、扱いを学び、技術や技法、接着剤だの染料だの、保存方法まで頭を捻ってばかり。私はホンモノとガラクタに埋まってつくっています。
つくり始めたきっかけは “自分が付けたい” でしたが、何かの時だけでなく日常を如何に楽しむか?しかしドラマティックなものも好き。
ドラマティックなものをどう日常に落とし込むか が面白くて難しいところです。
こうして眺めてみるといつもこのテーマがあったことがわかります。
そしてこのことはいつもワッツの案内状に書かれていました。」
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