asobist.com　あそびごころを忘れずに

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＜共有する思いから生まれるもの＞

毎年10月になるとやって来る 緊張感満載の個展。
何をどう発信するかは全く自由でありながら、トライすること、新しいこと、感動あること、完成度、それを取り入れることで豊かになるもの、そして手に入れたくなることを求められます。(私の勝手なブンセキ)
切り口は色々出来るのですが、今年はもう自分の好きなことをやろう！にしました。
そう決まればあとは好きにやれば良いので楽〜、とは行きませんが気持ちは楽になります。

先ずは「顔」的なものをつくって、次に取り掛かるのは案内状。結構時間が差し迫っていますからね。いつもどこでもこの調子。
ちょっと悩みがありました。
今回のもの、"動き" を表現した写真にしたかったので人が身につけて動いているところを撮りたかったのです。
しかしモデルさんもカメラマンもお願いする時間も無いし、緊張感走るな...
などとギャラリーとの打ち合わせでごちゃごちゃ言っていたら、試しにちょっと撮ってみようという話しになりiPhoneでパシャパシャ。
何だかいいんじゃな〜い
お互いイメージや目指しているもの、伝えたいこと、アイデアソースなどをやり取りしながら、あっという間に結構満足なものが出来上がってしまいました。
なんか、気持ちいい。
蹴躓く時は最後まで納得いかないし、上手くいく時は自分の力ではなくて自然にそちら方向に持って行かれる感じ。これ、色々なことに言える気がします。この仕事を始める時もそうでした。

今回の案内状、見る方によって見方は様々でしょうが伝えたいイメージは表現出来ていると思います。案内状って先ずは見た方が「実物を見てみたい！」と思ってくださったら大成功。
ここで全てを伝える必要はないし、写っているものが何であるかをきっちり伝えるものでもありません。伝えたいメッセージと情報をお伝えするもの。
腕の良いカメラマン、ステキなモデル、整ったスタジオがあれば撮れるものではありません。
案内状は"作品"ではないので凝り過ぎる必要はなく、でも私やギャラリーやお店の代弁者です。だからご案内状が届いて 「行きましょう！」と言ったらぜひお誘いに乗ってくださいね！ でももし、いらっしゃれなかったら案内状と睨めっこして 「ザンネン??」
そんなこんなをギャラリーと後日やり取りしていて、思いを共有出来ているって気持ちが良いな〜、と心地良い秋の夜でした。



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