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<明かりを楽しむ>
デンマークの明かりを取材した番組があった。
住宅の明かりに絞った画面には次々とため息の出る美しい明かり。
暖かく目にも心にも優しい明かりは人の居場所をつくり、空間をいく通りにも変化させる。明かりによって生活が彩られ、心穏やかに過ごせると言っても良いのかも...
日本の明かりは明る過ぎると言う。
コンビニはその代表と思う。
と思ったら、家庭にも無機質で眩しいほどの明かりは定着している。
確かに"明るくて正しい光" は便利。
色がきちんと見れ、電気代も安くて長持ち。熱くならないので夏は本当に助かる。
北欧の様に太陽の少ない所ではより明かりは大切なのだと思う。
日本の家は夏が基準でつくられてきたので、伝統としては庇が長く家の中を暗めにして涼をとってきた。毎年個展をしていただく古民家でいつもそれを実感する。
が、ゆったりと過ごしたり団欒の時は暖かく影も美しい明かりが素敵だ。
きっと心にも作用し性格にも影響するかも。
私の展示で時々登場するちょっと変わったシャンデリア。
もう15年近く前になるが、あるところでつくっていただきました。
優雅な時代でしたね、あの頃は。
上のバーには電源が仕込まれていて何処にでもダクトをセットすれば明かりを下げられます。最近は住宅でもこの仕組みを見かけますね。
この2m近いバーと左右の足はバラせる様になっていて、持ち運びや収納をし易くしました。バーは後から短いものも作りましたので、スペースによって使い分けられます。
ここからよく下げているシャンデリアはトード・ボーンチェというオランダの作家さんのものです。
おや、オランダ!
やはり証明先進国なのですね。今では登場した時の衝撃はやや薄れたかもしれませんが、私はずっと好きです。
さほど強い明かりは付けていないのですが、空間を魅力的に見せ、何となく近寄ってみたくなる気がしませんか?
これを持ち込むとセッティングにも片付けにも時間を取られるのですが、この明かりのマジックにあやかりたく 空間が許せば使うのです。
さて と自分の家を見渡す。
魅力的な明かりはあるだろうか?
明るさの便利に慣れ、安価な明かりで済ませていないだろうか。
オランダの人々の様に、心温まるステキな明かりをつけてゆったりとする居場所や時間をつくってみようかな。
そして暑い日、たまには明かりを消して太陽の光と部屋の影のコントラストを楽しんでみよう。
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