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イヌトウバナ


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撮影年月日 2004/09/25
撮影場所 横浜市青葉区 
学名 Labiatae Clinopodium micranthum 
科目・属 シソ科トウバナ属 
季節 夏 
生育地 山地の木陰 
分布 北、本、四、九 

関連情報
作戦ミス?

気がつけば家を出てから2時間を越えていた。
「さて、そろそろ帰るかな」
頭ではそう思ったのだが、目が違う方向へ泳いでいた。1枚休耕田を挟んだ向こうに白いチラチラが無数に群れている。

この辺りは休耕田といっても、1年中湧き水で沼化している。そう、春先にセリをヤマモリ摘んだ場所だ。

さて、どうしたもんか。

たまたま、前日の雨を慮ってナガグツをはいてきたのが運のツキ?休耕田を避けて遠回りせずに、沼を渡るべく直進した。

なーに、元はといえば田んぼなんであるからして、そうは深くはない。
泥の上をたくさんの枯れ草が覆い、その上にまた枯れ枝や何かが重なっているようなところを選んで、1歩ずつに体重がかかりこまないうちに次の1歩をだして、牛若丸のように飛んで渡ればいいんだよ。

が・・・

ってなわけにゃーいかないかー、やっぱ。

向こう側に渡り着いた時に、両足がナガグツをちゃんと履いてたのは奇跡のようなもんだった。
「牛若丸作戦」には、執行者が、牛のように重たい、若くないけど丸っこくはあるおばさんだということが勘定に入っていなかったのだ。

四苦八苦でたどりついた野原には、3ミリ4ミリのイヌトウバナが見渡す限り群れて咲いていた。

じーかーんよー、とまれー
いーのーちーのー、めまいーのなかで〜♪

記:2006-11-06