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撮影年月日 |
2005/11/13 |
撮影場所 |
台中・台湾 |
学名 |
Convolvulaceae ipomoea cainica |
科目・属 |
ヒルガオ科イポメア属 |
季節 |
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生育地 |
空き地や土手、ヤブ地、林縁 |
分布 |
熱帯アメリカ原産のつる性多年生草本 |
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ゴミ問題!
この時期にヒルガオ。さすが亜熱帯。11月もおよそ半ばというのに、天気のよい日中で30度の暑さ。
ようやく夕方になって、汗だくになって歩く首筋に気持ちいい涼しい風が吹き始める。
空き地の高く伸びた草の上へ上へかぶさるように弦を巻きつけていた。残念ながら花は全部しぼんでいたが、それがその名の由来でもあるので仕方がない。
朝、宿舎からスーパー「裕毛屋」へ向かう途中の空き地や野原でたくさん咲いているのを車窓から眺めていたのが幸いして、それとわかった。
空き地は撮りやすい花を選んで踏み込んでみると、半分ゴミ捨て場と化していると判明。家電製品やら何やらがごった返している。悠久の歴史を持すお国なれども、近代文明にすっかり侵されてしまっているようだ。
「物」は簡単に求められるようでいて、ほんとうはその後始末までも含んだところまできちんと「取得原理」に組み込まれてこそ、真の近代社会として成立するということのはずなんだが。
いやいや、この国ならずとも、なかなか真の姿は困難なのだ。どこかの国とて同じ穴のムジナ。草花散歩していて結構な里山のあらぬところに見たくないものを目にするなんてことは珍しくもない。「人間てヤナ生き物ね」とは思いたくはないのだが。
草々はけなげにも、おぞましい人間様の夢の跡を覆い隠そうと懸命に弦を伸ばしているのであります。
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