画像をクリックするとズームできます
撮影年月日 |
2005/09/14 |
撮影場所 |
横浜市青葉区 |
学名 |
Phrymaceae phryma leptostachya var. asiatica |
科目・属 |
ハエドクソウ科ハエドクソウ属 |
季節 |
|
生育地 |
林の中 |
分布 |
北、本、四、九、沖 |
関連情報
|
|
|
もうすぐ5周年!
ぱっと見「イノコヅチの花咲き版?」って感じだった。イノコヅチとは花はまったく様子が違っているが、ツボミの形と風情がイノコヅチの実とそっくりなのだ。
楊枝のお尻ほどの、ごくごく小さい花ながら、なかなかかわいい。萼・ガクの先の紫色が鮮やかに粋。
「違うんだろうな」と思いながらも他に手がかりもなく「イノコヅチ」のところを図鑑で開いてみた。やっぱりなかった。
葉っぱから、シソ科も見てみた。あるはずもなく、仕方がないから片っ端から図鑑をくった。「野に咲く花」「日本の野草」「日本の帰化植物」をたいそうな時間をかけてめくったにもかかわらず、ついに同定できそうなページにたどり着けなかった。お手上げ。
mizuaoi先生のHPに飛んで画像掲示板に右の画像を貼ってカキコミした。
「貼らせていただいた画像の花まるでイノコズチの花咲き版?って感じです。
葉はシソ科のような様子です。
持ち合わせの図鑑で調べましたが、わかりませんでした。
mizuaoi先生、もしおわかりならこの花の名前、教えてください」
-「ハエドクソウ」(ハエドクソウ科)といいます。
ハエドクソウ科の植物は、1科、1属、1種といって、世界にハエドクソウしか存在しません。
分布域は北アメリカ、東アジア、ヒマラヤだそうです。
地下茎をすり下ろし、しぼり汁を紙にしみこませてはえ取り紙として用いると書いてある文献もあります。(図解植物観察事典 地人書館)-
とお答えを頂戴した。前述の図鑑であたってみたら、ちゃんと記載があった。情けなや!
かなり特殊な特徴的な存在なので、mizuaoi先生は即座にお分かりになったのだろう。
まだまだ足りないわが身を省みた。同時に「いざという時」仰ぐ存在があることの幸せを思った。
「草花が好き」ただその思いで「勝手に…」を続けたお陰でもあり、読んでくださるからこそ続けられたのだから、皆様にも感謝、感謝である。
|