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撮影年月日 |
2003/01/14 |
撮影場所 |
竹富島 |
学名 |
Commelinaceae zeburina pendula |
科目・属 |
ツユクサ科セブリナ属 |
季節 |
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生育地 |
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分布 |
メキシコ原産の常緑匍匐性多年草 |
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商売、商売?…
歩いて1周できるほど小さな島は海から幾ばくかの浜に続いてヤブがひろがる。
道ばたにふとこの花を1輪見つけて近寄ったら、畔日陰の方がお好みらしく、ヤブの下にずっとずっと奥の方まで群生していた。どうやらそのヤブは一面この花でグランドカバーされているようだった。
それは、おびただしい紫の群だ。
横浜あたりでは花苗屋で、小さな一鉢500円以上で売られている。一体何鉢こしらえられることやら。
ところで、この画像の花が結局のところ「何」なのかわかるまでに結構な時間を要した。花苗屋では「トラデスカンチア」として売られているから、それをつてに調べたが…。
婦人生活社「花の名前」にはムラサキツユクサをトラデスカンチア(ツユクサ科トラデスカンチア属:tradescantia spp.)として紹介している。
一方永岡書店「花壇とベランダの花ガイドブック」には葉、茎に白い毛がたくさん生えている種のものをトラデスカンチアとしている。
山と渓谷社「日本の野草」にはトキワツユクサ(別名ノハハカタカラクサ)の学名はTradescantia flumiensis (ツユクサ科ムラサキツユクサ属)とあり、同じく「山渓ハンディー図鑑1:野に咲く花」によるとツユクサはツユクサ科ツユクサ属で学名はCommelinaceae communis となっている。
ここまでで対外の見当はついたが念のためネット検索してみた。
ようやく、行き着いたサイトにトラデスカンチア=ムラサキツユクサ属で、フルミネンシス:プロスフェルデアナ、トラデスカンチア・アルビフロラ、シラナモンタナなどの種類があるとわかった。
http://www.yonemura.co.jp/zukan/
zukan-k/kaindex/z-tuyukusa.htm
花屋さんはある種には和名を採用し、場合によって複数種を総称して「属名」をつけ、時には売れそうな響きを採用したり、結構気紛れに商いしているらしい。
あらーっ!
売れりゃーいいったってねー…。
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