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撮影年月日 |
2006/10/11 |
撮影場所 |
鹿児島県屋久島 |
学名 |
Leguminosae lathyrus japonicus |
科目・属 |
マメ科レンリソウ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
海岸の砂地 |
分布 |
日本全土 |
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旨そうだけどね〜
屋久島永田浜の海岸べりの砂地でみつけた。
カラスノエンドウを大柄にしたよう。葉肉は少し厚みがあるかな。スベスベとみずみずしい。旨けりゃサラダにして食べちゃいたいぐらい。
「食べられる」という言い方がある。ストレートに解釈すれば「食べて体に害がない」という意。その上で、暗に「食すに耐える味わい」も指すのではないか。
となると「食べられる」というのははなはだファジーということになる。
図鑑的表現はどうなっているかというと、よく「○○の根は薬用。若芽は食す」などと記載されている。
誰が「食す」のか?「一般的に」とか生育地域でそういった「習慣がある」、あるいは「あった」という解釈が成り立つ。
図鑑には「食べられない」とは書かれない。たとえば、アルカロイド系有毒植物とか希毒と明記されている。
ハマエンドウには有毒、希毒の記載はない。だから「食べられない」ことはない。
けれども「食す」も見当たらないし「薬用」とも書かれていない。
つまり毒にも薬にもならず、どこの地域にも「食す」習慣も見受けられない。すなわち食べるのは勝手だが、「食っても、旨くないぞー」ってこと。
ハマエンドウサラダは未来永劫にレシピとして成立しないよ、ってことになる。
残念!
花期は4月〜7月
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