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撮影年月日 |
2002/10/22 |
撮影場所 |
横浜市青葉区 |
学名 |
Compositae xanthinm strumarium |
科目・属 |
キク科オナモミ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
道ばたや荒地 |
分布 |
日本全土 |
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学校に行こう!!
「えっ?花咲くの?」
って感じだよねー。
いまだに花なんぞ、つくずく見たこともない。
なのに実の方は「毎度お馴染みの」人気者?
育った京都の野原にもあるにはあったが、横浜あたりに比べれば少なかったように記憶している。
だからこれは希少価値があった。みつけて学校へ持って行ったりすると、たちまちクラスの注目を浴びた。
中学生の頃東京へ転居してきて、オナモミがたくさん生えているのを見た時は、「宝」の山を見たような気がした。
何十年もたった今でも、見かけるとなんだか嬉しくなる。
ナギナタコウジュを見つけたと同じ小さな谷戸の原っぱにたくさん生えていた。
もっともナギナタは幾分山陰に、オナモミは威張って日当たりのいい原っぱに、てんでに散らばって生えていた。
どれも1メートルほどに大きく育っていた。それがまた、釣り針のように返しのついたトゲトゲも立派に、頭を寄せるように、枝にぎゅうぎゅう詰めに、たくさんたくさん実がついている。
「こんなのを根っこごと引っこ抜いて学校へひきずっていったら、かっこよかったろうなー」
など思ってしまっている自分に笑ってしまった。
たあいもないことが自慢になったりする、言えばもろもろ胸のつかえることもあるにせよ、なんだかだ全ての子供にはそれなりの「HAPPY」が用意されているんだろう。
ささやかな幸福感を持ちつづけていられることに、まことにまことに感謝あるのみ。
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