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撮影年月日 |
2009/08/23 |
撮影場所 |
八ヶ岳:硫黄岳→横岳 |
学名 |
GENTIACEAE Gentiana algda |
科目・属 |
リンドウ科リンドウ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
高山の砂礫地や乾いた草地に生える多年草 |
分布 |
北(羊蹄山、大雪山系)、本(月山、尾瀬、関東地方北部、中部地方) |
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秋色
硫黄岳から横岳へ向かうガレ斜面の草つきや夏沢峠方面へ降りるガレ斜面の草つきに驚くほどたくさんの株数を見かけた。昨年・08年の8月12日に剱岳に登った際、剣御前の小屋周辺の斜面でもたくさん見かけたが、株数は圧倒的に多い。
咲いているのを懸命に探したが、残念なことに花期より手前で、1輪たりとも咲いているのを見いだせなかった。
下ろしたての真新しい絵筆よろしく、先に黒紫の顔料を滲ませて筆元には水分をたっぷり含んでいるようなツボミの姿も愛らしい。
山はもう秋の気配。昨年7月に同じところを歩いた折にはここぞとばかり賑々しく咲き誇っていた色とりどり、多種多様な草花の姿はなく、草つきはトウヤクリンドウの天下。一様に硬いツボミが咲きそろう様は、文字通り華々しいことだろう。恐らく10日ほど先のことか。
トウヤクリンドウの咲き姿だけを観に、10日後にまたチャラッと八ヶ岳に足を向けられる健脚の持ち主を心底、羨むところではある。
花期は8月〜9月
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