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タカネヒゴダイ


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撮影年月日 2009/08/23
撮影場所 八ヶ岳:硫黄岳→横岳 
学名 COMPOSITAE Saussurea triptera 
科目・属 キク科トウヒレン属 
季節 夏 
生育地 高山の開けた草地や礫地に生える多年草 
分布 本(八ヶ岳、南アルプス、富士山)。日本固有 

喜ばしきかな!

横岳まで足を伸ばすと、赤岳がもう間近か。ちょいと歩けば展望荘にたどり着けそうに思える。日程が許せば赤岳を越えキレットを渡り、権現岳へと縦走したくもなる。

「9月の連休あたり、八ヶ岳三昧ってのもいいね」
など話しながら、横岳から斜面を登り返して硫黄岳へ向かうと、ガレ斜面脇の岩の間からタカネヒゴダイが顔を出しているのが目に留まる。

オウレン小屋から赤岩の頭を経由して硫黄岳に登る道すがらに、草花の姿は皆無といっていいほど見かけなかった。7月から8月にかけて、あれほど色とりどりに溢れていた山道脇も、8月も半ばを過ぎると「祭りの後」の様相だ。お陰でよそ見せずに歩が進む。

5月18日に第2腰椎骨折で入院し、3ヶ月を経て、ようやく退院後初の山行きにこぎつけた「病み上がり登山者」にとっては、ペースを崩さず歩くのにちょうどよい。なんとかコースタイムほどで歩き通し、喜ばしくも「山へ帰ってきた」実感をかみしめた。

硫黄岳、横岳間の斜面にようやく数種の草花を見つけて、それでも行くだけはとっとと行って登り返しの際に撮った。

やっぱり道草は楽しい。


花期は7月下旬から8月。



記:2009-08-28