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ヤナギラン


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撮影年月日 2010/08/28
撮影場所 ツェルマット・スイス:スネガーからツェルマットへ降りる山道脇の草原 
学名 Onagaraceae Chamaenerion angustifolium 
科目・属 アカバナ科ヤナギラン属 
季節 夏 
生育地 400mから2500mの岩礫地、養分豊富な土、やぶ、日当たりのいい森 
分布 … 

群れたらスゴイのよ

ツェルマットの街隅の土手っぺりだの空いたヤードだのにもみかけた。場所によっては大群落が見られるとか。ツアーパンフなどでも紹介されることも多い、スイスアルプスの代表花のひとつだ。山に咲く草花にしてはドンガラがデカイ。こんなのが原っぱ一面に群生していれば、それはゴージャスだろう。

スイス入りして6日目。メインな日程を終えた後スネガー2288mまで登山鉄道で上がり、ツェルマットまで歩いて降りた。
ゴルグナード散策が予定だったが、スネガーとは大雪渓を挟んでひと尾根違いなだけなのに、地形のせいだか、3089mの標高だからか当日は雪模様という情報。真っ白で何も見えないところへ上がっても面白くないし、寒いし、ということでスネガーになった。
ちょっとの差で大違い、スネガーは最初は曇りがちだったが行くうちに晴れて散策日より。途中、山斜面にレストランを見つけて立ち寄った。

アルプスのハイジがペーターと一緒に羊をお供に現れそうな風景にヤナギランは案外お似合い。大群落の華やかさはなくとも、十分「群れたらスゴイのよ」アピールはきっちりできている。

花期は6月から8月


*同定は岡田季代子「高山植物ポケットガイド・スイスアルプス」ROTTEN VERLAG社に準じた。ツェルマットの土産品店書籍コーナーや博物館で入手できる。



記:2010-10-12