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撮影年月日 |
2010/10/28 |
撮影場所 |
シャブルベンシ・ヒマラヤ・ネパール |
学名 |
Asteraceae Ageratum houstonianum |
科目・属 |
キク科カッコウアザミ属 |
季節 |
秋 |
生育地 |
メキシコ・ペルーなど熱帯アメリカ原産 |
分布 |
日本では花壇用・鉢花用・切花用として広く利用される1年草 |
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熱帯なのね〜
10月28日、カトマンズからバスで7時間ほどだったろうか。悪路に次ぐ悪路で、Shabrubensi1460mでバスを降りた時はほとほとくたくた。「地に足がつく」のありがたさを実感した。
「アンタ、なんで、こんなとこにいるの?」
テント場周辺をちょろっと見て歩いて見つけた。かなりの株数があちこち。日本では花苗屋でよくみかけるが、確か暖かい時期ではなかったか?
調べてみれば、もともとメキシコ・ペルーなど熱帯アメリカ原産だというが、ネパールにとって帰化植物なのかどうかは不明。
もし南米辺りからの帰化だとすれば、相当な長旅でたどり着いたわけだが、植物生息気候区分でいうとネパールヒマラヤ山塊周辺も「熱帯」なのだというから、ネパール在来自生種だとしても何の不思議もない。
どうも「ヒマラヤ」と聞いただけで「寒い」とイメージが離れなかった。さほどの標高ではないとはいえ1460mといえば奥多摩の低山の山頂ほどはある。11月の声を聞くこの時期、この辺りも昼間でも冷えて、外にいる時はダウンをはおりたい。にもかかわらずカッコウアザミが花期だと知り「あ、やっぱり、この辺、熱帯なのね」と納得した。
つまり同種のように見えても実際はわからない。「気候区分が違う」ということは織り込まれたDNAも違うだろう。当然「花期」その他育成状況も日本で見かけるそれと平行移動的考察では解釈しきれないということだろうか?
うーん、わからない。
確かに日本の花屋さんで見るのよりも数段大柄で花も大きいし…
「カッコウ」は葉がシソ科のカワミドリ(カッコウ)という植物に似ていて、花の部分がアザミに似ているから。
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