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撮影年月日 |
2011/06/29 |
撮影場所 |
冨士山:富士吉田口5合目 |
学名 |
PRIMULACEAE Trientalis europaea |
科目・属 |
サクラソウ科ツマトリソウ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
亜高山帯から高山帯の林床に生える多年草 |
分布 |
北、本(中部地方以北)、四国。北半球に2種、日本に1種が自生する |
関連情報
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現金野郎!!!
「登らない馬鹿、二度登る馬鹿」とか言うらしい。冨士山は「日本一の山だから一度は登ってみたいが、溶岩と砂砂利が広がるだけの殺伐した道は二度は歩かずともよかろう」というところだろう。
どこからでも見える優美な山姿を眺める時、登れば必ず親近感が違ってくる。私的には毎年、登ってもいいかと思う。昨年は二度登った。だから今年はへっちゃらで登れるかと思いきや、とんでもなく暑い日で、ついに八合5尺で降りてしまった。
もういくらもなく5合目到着の辺りで、ついキョロキョロする。登りしなツマトリソウが咲いているのを目の端に捉えていた。都合のいいことに、ちょい高山病のような軽い頭痛と熱中症のような眩幻感で、すっかり参ってしまって降りもくらくら、ノロノロ歩きだから、メンバーはとっくに先を行ってしまっていて独り歩き。「黙ってりゃわからない」とばかり、急いでシャッターを切る。
下山完了して
「お待たせしました。遅れて申し訳ありません」
と言いながら、胸がチリリとうずいたりする。
後に、例えば3日後の7月2日の剣岳早月尾根山行の際にもツマトリソウはたくさん見かけたが、撮る段にはとてもなかった。撮れる時に撮る。「撮れる時」は稀有なのだ。どんなにフラフラでもチャンスは逃さない。
いいさ、現金野郎と呼んでくれい!
花期は6月〜7月
*和名の後の「高」以下は、「高山に咲く花」山と渓谷社の153pを参照し同定したことを現す
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