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撮影年月日 |
2012/07/21 |
撮影場所 |
アララト山・トルコ |
学名 |
Verbascum blattaria Verbascum |
科目・属 |
ゴマノハグサ科モウズイカ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
… |
分布 |
… |
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終わりは近い!!!
日本でも夏場、高速道路脇のセットバック斜面などで大量発生?!しているのを見かける。自然分布はヨーロッパ〜北アフリカ ヨーロッパの地中海沿岸で、観賞用として明治時代に導入された。害虫・コロラドハムシの随伴によるジャガイモ・ナスなどの農作物の農業被害や在来種草本植物が競合で影響を受けることから、現在は輸入禁止となっている。
つまり道路脇の土手っぺりに生えているのは、もとはといえば園芸種扱いだったのが、野に逃げ出した逃亡種!なのだ。
繁殖力がすこぶる旺盛で、同属他種がそばに生えていると、容易に交配して新種を誕生させる。結果、原産地域では200種以上が確認されているのだとか。
アララト山チャビルメ村2250mから歩き出して最初に目につく花がこれ。ドゥバヤズィット周辺の広範囲も乾燥しきっていて、車窓から樹木を見かけることは皆無に近い。チャビルメ村に至る車道脇も、砂礫と背の低い草が生い茂る、まるで半砂漠のような荒野がただただ広がるばかり。歩き出しても木陰ひとつない乾いた草地が広がる。そのひりついた大地に強靭なトルコモウズイカは伸び伸びと群れをなして生え、よくみればなかなか可愛い花をたくさんつけて、道行く登山者の目を和ませる。
下山時にはこの花を目にすれば、もうすぐ終了地点だとほっと一息つく。
*日本の植物図鑑でごく類似種を見いだせることもあるが、DNAレベルまでとなると海外種はそれを以てして同定するのは困難なので表記のような形での紹介にした。
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