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撮影年月日 |
2012/07/21 |
撮影場所 |
アララト山・トルコ |
学名 |
… |
科目・属 |
キク科アザミ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
… |
分布 |
… |
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おっとっとッ!!!
誰が見てもアザミの類。ただ○○については、もう、???でしかない。
アララト山のある一帯はトルコでも深い山岳地帯で、しかも乾燥していて、日本の緑豊かな山岳地帯とは全く景観を異にしている。
トルコの国自体は地中海沿岸の豊かなエリアも有し、食糧自給率が驚異的に高いことでも知られているというが、イラン、イラクとの国境に近いこの一帯では、農作地を見かけることも、ごく稀。住む人も極少なく、荒涼とした大地が広漠と広がる。
2250mのチャビルメ村から歩き出すと、まず目にする草花がモウズイカの種類。そして次にはこのアザミの類だ。アザミとはこんなにも多種多様に分岐しているのだとは日本のそれにも言えることだが、ここへ来て改めて驚いてしまう。アザミ博物館さながら!
「イテテ。イテイテ!」
時々誰かが悲鳴を上げる。
ことに標高のさほどないエリアのものは、びっくりするほど大柄。これも軽く胸ぐらいまで大きい。乾いた大地にすこぶる似つかわしく、まるでサボテンを思わせるようにトゲだらけ。しかも大きなトゲはとても固い。触らないように歩かないと、トゲに当たろうものなら、泣きを見る。
「ラマも痛いのは嫌なのね〜」
人間だけでなく、荷を負うたラマもまた、トゲに触らないようにお尻を振り振り、上手に避けて歩いている様が、ちょっと笑える。
ってな、のんびり登山だった。初日はね…
*日本の植物図鑑でごく類似種を見いだせることもあるが、DNAレベルまでとなると海外種はそれを以てして同定するのは困難なので表記のような形での紹介にした。
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