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撮影年月日 |
2013/12/05 |
撮影場所 |
カリムノス島・ギリシャ |
学名 |
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科目・属 |
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季節 |
冬 |
生育地 |
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分布 |
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漬物美人!
2013年11月30日、カリムノス島・ギリシャへ渡ったその日、様子見で岩場に行った。歩く度に匂やかな香りを立ち上らせる、自生のハーブの原をかき分けて岩の基部へ上がると、そこここに漬物の菜っ葉みたいなのが大きな葉を広げている。見れば葉の真ん中に硬いツボミが。どんな花なんだろうとは思ったが、滞在日程を考えると、ついに見る機会は訪れまいと期待することもなかった。
1日、2日、3日とクライミング三昧。4日は余にもの寒さに一休みして島の中心部へ物見遊山。5日にはまた岩場へ向かった。
懇意になった人懐こいタクシードライバーに朝、ホテルの前に迎えに来てもらい、少し遠めの岩場に向かった。
岩の基部に上がってみれば、なんとそこにはNO.3の花が咲いているではないか。しかも、あちこちに。今までの岩場では、ただただ大きな葉を広げるばかりで硬い硬いツボミだったのに。
ははーん!
恐らくここは岩場の向きの関係上、日照時間が長いのだろう。暖かい日差しに当てられて、ひと足早く咲き出しているのに違いなかった。
そりゃあもう、喜んだのなんの!
花だけ見ていると、なんとも美人!それがまた葉っぱが、からし菜か高菜かをほうふつさせる漬物顔と来ているから、そのギャップに思わず笑える。葉脈が赤紫の個体も多く見かけた。まったく、塩漬けしたら旨そう!ご飯お替りしそうな葉姿だよ!!
ちーとかじってみたら、これまたピリリと高菜味!ほんとに漬けたら旨いかもしれん!!
いやいや待った〜!
一旦、冷静になって考えるに、残念ながら高菜とはあまり近い親戚関係にはないと判断せざるを得ないではないか。高菜、からし菜はアブラナ科で花は科に特徴的な、つまり総称するところの菜の花だから、NO.3の花とは決定的に様子が違っている。
うむ…
ちょびっとかじってしまったぞ!
どうやら高菜、からし菜の類ではないが、毒気があるわけでもないらしい。
論より証拠に、腹を壊したわけでもなく、こうしてぴんぴんしてる。
よい子の皆様は、決して真似をしないでください!
かしこ…
*エーゲ海・地球海に面した地域特性は「地球海気候」と呼ばれ極めて特徴的であるとされている。従ってそこに生息する植物も特有な進化過程や順応耐性を持するに違いない。残念ながらそういったローカルに充当する植物図鑑を入手できていないので、同定は不可能。固有名や学名など科学的情報は明記できない。よしんば瓜二つなものが日本にあったとして、遺伝子レベルでどうなのかなど推し量る術もない。よって表題は公開順に順数で表すこととする。
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