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撮影年月日 |
2013/12/07 |
撮影場所 |
カリムノス島・ギリシャ |
学名 |
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科目・属 |
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季節 |
冬 |
生育地 |
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分布 |
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キリッとシャキッと!!!
クライミングをしにカリムノス島・ギリシャへ渡った7日目。それまで出かけたホテルから徒歩で行ける岩場よりはずっと遠いエリアへタクシーに送り迎えしてもらって出かけた。
島の周りをぐるり走っている車道から岩場に上がるんだが、今までのアプローチとずいぶん雰囲気が違っている。なんだか華やか。
エリア全体の向きが南向きがちだから、他のエリアに比べて日照時間が長いのだ。お日様の力は偉大だ。よそではまだ咲きだしていないのが咲き揃っていたり、もう花期を終えているはずのものがまだ咲いていたり。それら花々が荒涼たるガレ斜面に華やぎを与えている。環境によって草花に個体差が出るということのサンプルのようだ。
硬くてとんがっていて、水分の蒸発を抑えるつくりの、いかにも乾燥地域に適応した葉姿だ。この島の港からほぼ海沿いに走るメイン道路の人家脇の空き地やら、海沿いのガレ場やらにいかにも温暖かつ乾燥地域に見かける体の半サボテン様の姿をたくさん見かけた。どれも花をつけておらず、夏場の花なのかと推測した。
咲いているのを見つけて、立ち姿の割に地味目な花姿が返って好ましかった。ひとつひとつは地味目なのに、たくさんの花茎の先に勢ぞろいして花をつけている様はなかなかなもので、周りをパーッと明るくしていて、環境適応のエネルギーを感じさせてくれるのは、花としてはそこまで華やかな姿ではないが、なかなかシャープでデザインチックだからかもしれない。
「草花もね、可愛いだけじゃ生きてけないのさ。ドライエアだろうが何だろうがシャキッとお天道様に顔向けないとね」
生き物がりゅうと背を伸ばしているような雰囲気も生命力を表現しているようだ。
*エーゲ海・地球海に面した地域特性は「地球海気候」と呼ばれ極めて特徴的であるとされている。従ってそこに生息する植物も特有な進化過程や順応耐性を持するに違いない。残念ながらそういったローカルに充当する植物図鑑を入手できていないので、同定は不可能。固有名や学名など科学的情報は明記できない。よしんば瓜二つなものが日本にあったとして、遺伝子レベルでどうなのかなど推し量る術もない。よって表題は公開順に順数で表すこととする。
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